旅路ノート

歴史と温泉宿が好きな女性会社員の旅日記

湯宿温泉「大滝屋旅館」に泊まる一人旅(2019年8月)

2019年8月某日、群馬県にある湯宿(ゆじゅく)温泉の大滝屋旅館さんに一人宿泊しました。

大滝屋旅館さんは、一人旅ブロガーさんたちの記事でたびたび目にしていて、泊まってみたいなぁと思っていた宿です。つげ義春氏の漫画「ゲンセンカン主人」のモデルとなっている旅館として知られているようです。当漫画はリアルタイムではないうえに、「りぼん」の情熱的読者であった私にとっては、ググった画像のテイストが怖かった・・ので予備知識程度で、2本の源泉とお料理ときれいなお部屋を楽しみに出かけてきました。

 

 

高崎「蕎麦・酒 たばちょ」でひとり蕎麦ランチ

今回は午前中に自宅を出て、JR八高線に乗車。11時ごろ高崎駅に到着し、早めのランチにすることにします。歩いて向かったのは「蕎麦・酒 たばちょ」さんです。開店直後に入り、カウンター席にピットイン。

いただいたのはせいろそばとエビと野菜の天丼のセット。1,000円(税込み)です。

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天ぷらはさつまいもとカボチャと茄子とエビだったと思います。ふだん糖質オフを至上命題としている私ですが、旅行のときだけは糖質オフをオフ・・。お蕎麦も美味しかったですし、お店の雰囲気もお洒落です。

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重めの扉を開けるときはドキドキしますが、ゆったりした気持ちでランチできました。ごちそうさまでした。

 

高崎駅へ歩いて戻り、高崎モントレーのスーパーで、お酒とおつまみを調達しました。午後1時3分の上越線水上行きへ乗車し、後閑駅には午後2時に到着。午後2時5分発の猿ヶ京温泉方面行きのバスに乗り込みました。

 

たくみの里の「マッチ絵の家」でひと休み

バス停の「湯宿温泉下」「湯宿温泉」をあえて通り過ぎ、バス停「たくみの里」で下車します。たくみの里は道の駅とその周辺一帯の商店や施設の総称のようです。旧三國街道の須川宿が、とてもきれいに整備されています。

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とても気持ちのいい景観です。

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その中の、「マッチ絵の家」というカフェ(ギャラリー)でクリームブリュレとアイスコーヒーををいただきました。ピンボケですけど・・

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こちらのクリーム・ブリュレ、ものすごく美味しかったです!ラム酒をかけていただくとさらに味の変化が楽しめました。また食べたいなぁ。

 お店を後にすると、後閑駅方面に向かうバスに乗り、「湯宿温泉」バス停で下車します。 バスの運転手さんは駅から乗ったときと同じ方で、「ゆっくりしていってくださいね」と言ってくださいました。

大滝屋旅館へ

バス停を降り、国道の内側へ入ると、静かな路地が国道17号と並走しています。

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写真の左方向の路地へ。共同浴場へ向かうと思われるお風呂セットを持った女性が「こんにちは」と声をかけてくれました。

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共同浴場「小滝の湯」を通り過ぎます。

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大滝屋さんの表示が見えました。

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到着しました。(これは翌朝にとった写真)

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玄関にて「こんにちはぁ」と声をかけると、奥からご主人が出てこられて、記帳したあと、館内の案内をしてくれました。

部屋は「昔の間」。館内は数年前にリフォームされたようで、とても快適なお部屋です。テレビカウンターの扉の中に空の冷蔵庫あり。Wifiもつながります。

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お風呂へ

夕方6時ぐらいまでは「薬師の湯」が女湯となっているので、さっそく入ってみましょう。大滝屋旅館さんには「窪湯源泉」(硫酸塩泉)と自家源泉「大滝源泉」(炭酸水素塩泉)の2本の源泉が引かれていますが、こちらの湯は「窪湯源泉」のようです。

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温度はやや熱め。浴感はうまく表現できませんが、固めのしっかりしたお湯って思いました。

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すぐにほかの女性客の方と一緒になりました。必然的に会話が生まれる、そんなコンパクトさの浴槽でしたが、短めの入浴でも温泉に入った感がすごかったです。さっぱりしたのに、汗がダラダラ・・。

 

夕飯のあとに、男女入れ替わっていますので「大滝の湯」へ。レンズ曇ってるけどなんとか見えるかな。

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左の浴槽が大滝源泉(炭酸水素塩泉)、右が窪湯源泉(硫酸塩泉)です。源泉かけ流し。大滝源泉は適温で長く浸かっていられますね。

温泉の肌への効能を平たくいうと、炭酸水素塩泉はクレンジング、硫酸塩泉は化粧水だったと思うので、律儀に大滝源泉に入ってから窪湯源泉に入りました。温泉美人への道のりは長い・笑

とても気持ちのいいお湯で、夕食後と寝る前と朝、3回入りました。折しも金ローで「千と千尋の神隠し」が放送されておりましたが、むしろ私が湯バァバです・笑。

 

夕ご飯

夕ご飯は2階にある広間でいただきます。お客さん同士の視線がかち合わないような席配置にしてくれてあり、心遣いがありがたいです。女将さんがお料理の説明をしてくださいました。

お酒は焼酎のロックを注文しました。ちょうど遠くひぐらしの声が聞こえてきていい雰囲気に。。 それではいただきます。

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鯉の洗い。鯉って初めていただくかも。。脂がのっていて癖もなく美味しいです!群馬といえば、のこんにゃくも。

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イワナの塩焼き。塩加減がちょうどよくて、これまた美味しいです。

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品数も多いです!

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上州麦豚(だったと思う・・)の陶板焼き。自分のペースで火をつけることができたので、ゆっくりいただけました。

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汁物はそうめんでした。

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群馬ならではの献立が嬉しく、どれもとても美味しかったです。。大満足の夕飯でした。

 

朝ご飯

朝ご飯も、同じく2階の広間でいただきます。

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野菜たっぷりのお味噌汁が染みます。

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めっちゃ美味しかったのがこちらのお茄子。

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白米の写真、撮り忘れてしまった・・ふだん白米あまり食べないのですが、もりもり食べてしまいました。野菜もたっぷり、温泉と相まって、健康になれる気がする2食でした!

 

交通

今回はJR上越線後閑駅から、関越交通が運行している猿ヶ京温泉行のバスに乗車しました。このバスは沼田方面からやってきて、後閑駅上越新幹線上毛高原駅を経由するのですね。大滝屋旅館さんはバス停としては「湯宿温泉上」が一番近いですが、散策しながらなら「湯宿温泉」からも近いです。むしろ「湯宿温泉下」からでも大丈夫と思われます。とにかく公共交通派の方もアクセス至便です。

「たくみの里」にはすべてのバスが行くわけではないので注意が必要です。「湯宿温泉バス停」と「たくみの里バス停」は隣なのですが、ひとつ山を超えなくてはいけないので、歩くのは相当きついと思われました。両バス停間の料金は100円ですので、賢くバスを利用したほうが良さそうです。

  

 大滝屋旅館さん宿泊のまとめ

リーズナブルなお値段で、美味しいご飯と、2種類の源泉が楽しめました。温泉街は湯治宿的雰囲気を残しながらも、大滝屋旅館さんのお部屋はしっかりとリフォームされていて快適そのものです。ご主人と女将さんも飾らないほっこりとした話しやすい雰囲気でした。季節を変えて、また訪れたいお気に入りのお宿が増えました。

今回の予約はじゃらん経由で、11,500円(お酒代別)でした。

チェックアウトしたあとは、水上方面へ向かいます。

 

大滝屋旅館さんにお出かけの際は、公式サイトなどで情報を確認してみてください。

群馬県の湯治・湯宿温泉 大滝屋旅館|腰痛・神経痛・筋肉痛・関節痛などの治療を行う「湯宿温泉接骨院」も併設

 

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