旅路ノート

歴史と温泉宿が好きな女性会社員の旅日記

いわき湯本温泉「湯の宿美笹」にひとり泊(2019年10月)

2019年10月某日、福島県いわき湯本温泉 湯の宿 美笹さんにひとりで宿泊してきました。いわき湯本温泉には10年ほど前に友だちとハワイアンズを訪れて以来。自宅からアクセスしやすい群馬方面や中央本線エリアと比べると、常磐線エリアの茨城や福島県浜通り方面にはなかなか訪れる機会がなかったのです。

先月たまたま閲覧していたいわき湯本温泉旅館共同組合のホームページで「お一人でも宿泊可能な宿」に多くのお宿が名を連ねているのを発見。嬉しくなり、いわき湯本温泉に行こう!と決め、その中から家庭的そうでお料理の評判が良かった美笹さんを予約したのでした。

 

 

行きの交通

実は、今回の旅行は各地で甚大な被害を残した台風19号の通過直後でしたので、交通手段は迷いました。結局、東京駅発の高速バスいわき号を利用したのですが、途中、水戸北スマートIC付近の大規模な浸水を目の当たりにし、いわき市内に入ると好間(よしま)、叶田の地区を通過するあたり、多くの方が泥を屋外に出したりなど後片付けをしている様子でした。いわき市といってもとても広く、いわき湯本温泉の地区は被害はなかったようで無事泊まることができてありがたかったです。観光客が必要以上に旅行やレジャーをセーブしないことも、できることのひとつだと思っています。

 

いわき駅前ラトブのLaPaPaで昼ごはん

いわき駅につくと13時すぎ。駅前のラトブという複合ビルのなかにあるLaPaPaという洋食屋さんに入り、昼食を取りました。
新鮮魚介のトマトソースというパスタを注文。

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アサリ、海老、イカ、トマトなど具だくさんでなかなか美味しかったです。少々オイリーでしたが・笑。税込みで1012円。

お店はひとり客も散見されました。

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その後、珈琲館でコーヒーを飲みつつ、手帳を書いたりして時間調整。15時7分の常磐線水戸行きの普通電車に乗り、湯本駅で下車しました。

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湯本駅から温泉街へ。静かな路地を進みます。

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お宿に到着。駅からかなりゆっくり歩いても10分もしないかも?便利ですね。

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チェックイン

美笹さんの、個人的には「ステイ環境満点レベル」のお部屋を紹介します。

記帳したら3階のお部屋へ。新しくてきれいな8畳の和室です。禁煙♪。壁紙は南国風の柄になっていますね。

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冷蔵庫の上にお茶セット、冷水ポット、電気ポットもあります。

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テレビの下にあるのはDVDプレイヤーです。ゲオでDVDを借りて持ってきたから、後で観ようっと。

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部屋のトイレはLIXILのウォシュレットでめちゃキレイ。ライトは自動点灯です。水回りにはドライヤー、ハンドソープもありますね。

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コーヒーはフロントに声をかけるといただけます。温泉まんじゅうは「菓匠しら石」さんのものでした。

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美笹の女将さんも掲載のフラ女将パンフがありました。必見です!!

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室内はWi-Fi良好。もちろん浴衣とフェイスタオル・バスタオルもあります。敷布団の下にはマットレスがしいてありました。車の音もせず、まわりは静かで、ステイ環境は言うことなしではないでしょうか。
ちなみに私は眺望はこだわらない人なんですが、窓の外にはいま来た路地や裏山の公園などが見えました。エレベーターがないので、配慮を要する場合のみご注意を。

また、館内にはソフトドリンクの自動販売機がありました。

 

お風呂

泉質自慢というこちらのお宿、さっそくお風呂へ行ってみたいと思います。お風呂は男性と女性の内湯がひとつずつ。男女の入れ替えはありません。利用可能時間は15時から次の日の朝8時まで。寝坊助は要注意ですが、これは毎日お湯を張り替え適温にする関係のようです。

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浴室に入ると、ふわっとほんのり硫黄のにおい。お宿のホームページでは「当館のお風呂は小さくて眺望はありません」と謙遜されていますが、4人ぐらいはのびのび入れそうな大きさの浴槽です。決して小さくはないと思います。

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源泉がかけ流されています。このお湯は熱め。

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お湯に浸かってみると、柔らかくてフレッシュで気持ちのいいお湯です。肌を嗅いでみると硫黄の香りがします。お湯の温度は男湯は熱め、女湯はぬるめに設定されているらしいのですが、確かに女湯は適温からややぬるめになっており、ずっと入っていられそうな心地よさです。

カランは3つ。シャンプー・リンス・ボディソープ・クレンジング・フェイスソープが備えてありますね。

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脱衣所にあった温泉分析書によれば「含硫黄-ナトリウム-塩化物-硫酸塩温泉 低張性弱アルカリ性高温泉」「無色透明 無味強硫化水素臭あり pH8.1」とのことでした。泉質としては化粧水的意味合いでの「美人の湯」ですね。夜一度ファミリーが使用中だったときはカットインするのは気が引けたため、部屋に引き返しましたが、夕方・夜・朝と一人でのんびり入らせてもらいました。朝は少しオーバーフローも見られました。大満足のお風呂でした。

 

夕ごはん

 

お食事は1階にあるお食事処で18時からでした。今回はうにづくしプランを予約していました。どれもすごく美味しかったので紹介したいと思います。

 

 お刺身はどれもとろける甘さで美味しかったです。

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お酒は女将さんが和食に合うと教えてくれた「いわきゴールド椎茸焼酎 親子幸(笹の川酒造)」をお願いしました。椎茸の香りやツンとしたアルコール感もなく、まろやかで美味しいお酒でした。

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うにの軍艦です。もったいないので少しずつ食べました・笑

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うにのお刺身。濃厚な甘味と旨みがたまりません。

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うに入りの熱々の茶わん蒸し

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いわき名物うにの貝焼き。味がついています。生とは異なる濃厚さがぎっしり。

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大きな有頭エビフライ。

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マコガレイ(うろ覚え)の煮つけ。継ぎ足しのタレを使用しているそう、甘すぎず、しょっぱすぎず、絶妙です。

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香の物

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ウニご飯とお味噌汁

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デザートはジューシーなフルーツ

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美味しい海鮮料理をお腹いっぱいいただけました。美笹さんに来るときはお昼ごはん軽めにすることをお勧めします・笑。お酒類のメニューも豊富です。ビール・焼酎・日本酒と地元の酒造の銘柄を飲むことができます。ウィスキー・ワイン・ソフトドリンク・ノンアルコールビールもありましたよ。

 

お腹いっぱいで部屋に戻り、地元で借りてきたDVD「茄子 アンダルシアの夏」(もう秋だけど・笑)を観てのんびりし、お風呂にもういちど入って、寝ました。

朝ごはん

朝ご飯は同じ会場です。私は7時30分からでした。

美味しいご飯を中心に和定食。フロントにご飯は福島県産と表示があったような。

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野菜サラダ

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鯵の干物はビックサイズで脂がのっていて美味しかったです。大根のしそ巻きはいわきの名物だそうですよ。

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きんぴらごぼうと温泉卵

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お味噌汁にしらすおろしと納豆。乳酸菌飲料も。

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朝ご飯もボリュームたっぷりで美味しかったです。ごちそうさまでした!

 

温泉神社に立ち寄る

チェックアウトは10時ですが、この後の予定の都合もあり、8時30ごろにチェックアウトしました。湯本駅へ向かう途中に、近くにある温泉神社へ寄ってみました。

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お湯が湧いていましたが、けっこう熱かったですね。夜はライトアップもされているそうです。

宿泊のまとめ

駅からのアクセスもよく、お部屋はリニューアルされていて、快適そのものです。お風呂はこじんまりしていますが、その分お湯が新鮮で気持ちよく入れます。美味しい海鮮料理がお腹いっぱい食べられ、女将さんは話しやすくて、気配りをいろいろしてくださって・・またすてきなお宿を発見してしまいました。土曜日と連休は一人泊はできなさそうなのですが、食事のプランも豊富で、わりと価格帯もリーズナブル(今回は平日一人泊、お酒代・入湯税も入れて税込み約14500円でした。)ですので、季節を変えてまた訪れてみたいと思います。冬はあんこう鍋も美味しそう!個人的にはDVDプレイヤーの存在がポイント高いですね・笑。美味しいグルメと温泉、観たかった映画(DVD)でおこもりとか、最高すぎる・・

 お宿の最新情報も確認されてみてくださいね。

 


 

 

料理と泉質自慢の小さなお宿|湯の宿美笹 いわき湯本温泉

 

 

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