旅路ノート

歴史と温泉宿が好きな女性会社員の旅日記

箱根強羅「桐谷箱根荘」宿泊記(2020年1月)

1月の某日、箱根の強羅にある「桐谷箱根荘」に夫と宿泊してきました。

急きょ1泊できるお休みができたため、宿泊当日のお昼ごろに予約を入れ、午後2時ごろ出発。今回は車で夫に運転してもらい、少々道が混んでいるところもありましたが、午後4時30分には宿に到着しました。

この「いつでも行ける距離感」が、逆に箱根にあまり宿泊したことがない原因かもしれず、箱根に宿泊は4年ぶりでした。ともあれ、当日でも予約ができて良かったです!

 

 

桐谷箱根荘へのアクセス

公共交通機関で来る場合は、箱根登山鉄道強羅駅、さらにケーブルカーに乗り換え「公園上」で降りて徒歩5分です。箱根登山鉄道台風19号の影響で長期運休となっているので代行バスが走っています。

お出かけの前にはホームページなどで確認されたほうがいいですね。

www.hakone-tozan.co.jp

 

チェックイン

宿に着きました。こちらの玄関から入りフロントで宿帳を記入します。宿の向かいに広い無料の駐車場があります。

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ウェルカムドリンクは温かくて甘い金柑茶でした。

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今日のお部屋は別館「さくら亭」とのことです。感じの良い外国人スタッフさんが案内してくれます。フロントからは一度外に出て、急な坂を降りる形ですね。雨だったらつらいパターンですが・・笑。いずれにしても大した距離ではないです。

こちらが別館の「さくら亭」。

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さくら亭の1階ロビーです。推察するに、元々は他の宿泊施設だったのではないかなぁと思います。

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2階の和室が今日のお部屋です。あぁ暖かい・・。結構新しくてきれい!f:id:rekishipen:20200113122609j:plain

 

水回りも小さなタイルがあしらわれていてかわいらしいですね。電気ケトルとドライヤーもあります。

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椅子とテーブルが窓側に。

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その後ろにウォシュレット付きのお手洗いがあります。

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お茶セット。粉末緑茶やコーヒーです。お着き菓子は栗ようかん?でした。撮る前にうっかり食べちゃいました。

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TV・冷蔵庫(ピッチャーに冷水も入ってました)・金庫あり。浴衣・タオルなど基本的はアメニティももちろんありました。WIFIも良好です。高台にあり、窓からは山並みが見えました。

お部屋関係でしいていえば、敷布団の下にもうすこし厚いマットレスがあれば嬉しかったですかね。私は無意識に横向きに寝ているので、床のほうに腰骨と肋骨が当たると痛くて・笑。夫はまったく問題ないと言ってたので人次第とは思いますが。。

 

館内案内を見てみましょう。

 

本館案内はこちら。

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さくら亭(別館)

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本館とさくら亭の間は渡り廊下とかはないので、行き来にするには普通に外の道路を渡ります。さくら亭にはエレベーターもないので、配慮を要する場合は注意が必要です。

館内は少々複雑ですが、要するに、

・食事は本館。

・お風呂は本館・別館両方にある。

・たしか、さくら亭は23時~7時まで施錠

というポイントを押さえて行動する必要があったと思います。

 

にごり湯の源泉かけ流しが楽しめる温泉

箱根は近くてすぐ行けるイメージゆえにお宿の情報にも疎くて、予備知識は全くなかったのですが、こちらのお宿のお風呂は大涌谷から引いてくる硫黄泉の白濁したお湯がかけ流されていて、とてもいいお湯でした。

 

まずは本館のお風呂に向かいます。

家族風呂は予約の必要なく、空いていれば利用できます。

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投入口のお湯はちょろちょろながら熱い!浴槽のお湯はぬるめです。

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続いて女性用風呂へ。

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源泉投入口付近で浸かっていると、ちょっと熱めのお湯が流れ込んできて気持ちよいです。

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白濁のお湯は、昨年雲仙温泉で入って以来ですが、やっぱり温泉気分が盛り上がりますね~。

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シャンプー・リンス・ボディソープは馬油シリーズの「黒糖」というタイプみたいです。甘い香りで使用感もキシキシせず、結構好きでした。温泉宿にたまにある、ピーリングジェル。これがあるのは私としてはポイント高いです♪

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朝の時間帯は、女性用風呂から露天風呂へ入れます。本館の露天風呂は1つしかないため男女交代制になっています。

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朝の9時過ぎに入りに行ったら、しばらく独泉できました♪

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温泉成分表です。ph2.5の酸性だそうです。温度調節するときだけ加水ありみたいで、加温・消毒・循環なしと書いてあります。強い酸性のお湯は弱い肌には刺激的なので上がり湯をきちんとしたほうが良いんでしたね。

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続いて別館「さくら亭」のお風呂です。別館のお風呂には夜8時ごろ入りに行きました。女性用風呂はちょっと混んでて、最大5人くらい同時に入ってました。

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内湯は広々としているだけに、お湯の投入量が一番多いような気がしました。アメニティと成分表は本館のお風呂と同じだと思います。

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内湯の浴槽の扉から、露天風呂へ行けます。

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露天風呂は最大3人くらいのサイズ感かなぁと思います。ちょっと混んでいた時間だったのですが、なんとなく1人ずつ順番こ・・的な感じでローテされてました・笑

 

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お風呂あがりには肌がもちもちとした感触になりました。酸性のお湯はくすみ対策・美白効果もあるといいますし、そんな効能も考えながら入って楽しく温泉を満喫できました。

今回利用しませんでしたが、有料の貸切露天風呂と、無料で入れる足湯もあります。

もち豚の豆乳鍋がメインの夕食

夕食は本館の食事処でいただきました。グレードアップなしのスタンダードなプランです。チェックインのとき、「時間は18時からでよろしいでしょうか?」と確認がありましたが、不都合なら少し遅らせることもできるニュアンスでした。

 

ドリンクのメニューはこんな感じです。箱根ならではのお酒はそんなにないのかな。

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結局ワイン「箱根ラベル」の白をお願いしました。サッポロビールが出している外国産ワインです。f:id:rekishipen:20200113150728j:plain

 

さて、献立の紙がないので、料理の説明が拙いですが・・

前菜はかずのこ、煮あわび、和菓子

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お漬物、うに豆腐は好きな味でした♪

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お刺身。海老、カツオ、まぐろが一番美味しかった♪

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酢の物

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焼き魚(西京漬けのような)、生姜と甘いお豆

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煮物はつくねとかぶと巾着

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メインは豆乳スープでもち豚を煮込んだ「にごり湯鍋」です。豚肉や帆立、トックが入っています。あっさりしていながらも味はしっかりついていて、ご飯が進みます。

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お吸い物とご飯は、鍋に火を入れたくらいのタイミングで声をかけて、いただきました。

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デザートは苺と小さなティラミスでした。

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すべて美味しく完食です♪ごちそうさまでした。スタンダードプランは、私としては腹9分目のほどよくおなかいっぱいになる量でしたが、もしかしたら、普通~よく食べる男性には小足りないボリューム感かもしれませんね。

飲み切れなかったワインと、コンビニで購入したおつまみで、部屋で二次会をしました。

 

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朝ごはんの手作り豆腐が美味しかった

朝ごはんは8時と8時30分から選択できました。夕食と同じ食事処でいただきます。

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朝ごはんは定番の和定食です。

玉子焼き

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干物はかますです。

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ひじきにしらすおろし

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かまぼこにわさび漬け、お漬物は3種f:id:rekishipen:20200113153403j:plain

 

特に美味しかったのが、手作りできたてのお豆腐。強羅名物の「しゃくり豆腐」です。

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できたてをレンゲですくって、お醤油を少しつけていただきます。あつあつで、甘くてとても美味しかったです♪

 

お味噌汁はあさりでした。味噌汁の具で一番あさりが好き。

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その他にご飯と焼き海苔でした。

 

夕食・朝食ともに給仕を担当してくれたのは外国の女性スタッフの方でしたが、とても感じが良かったです。ごちそうさまでした♪

 

朝食後は本館のお風呂に入り、10時にチェックアウトしました。

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お部屋にあるアンケートをフロントに提出すると、フェイスマスクがもらえます。

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感想・その他

箱根には詳しくなく、普段リサーチもできていないため、箱根でにごり湯の源泉かけ流しが楽しめるというのは、自分の中では新たな発見でした。

接したスタッフさんは延べ2名で、いずれも外国の方でした。一生懸命頑張っていらして好感が持てました。逆にご主人や女将さんなどはお姿が見られませんでしたね。たまたまかな?

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箱根の中でも、強羅地区は高級別荘地として展開されてきた経緯からか、けっこうリッチなお宿が多いようです。桐谷箱根荘さんは、比較的リーズナブルなのに、泉質の良さからメディアにもけっこう取り上げられているみたいです。

今回は楽天トラベルからの予約で、一人当たり18,300円(税込み、お酒と入湯税別)となりました。直前割といいつつも、連休料金なだけあって、ちょっと奮発したかなー。後から見てみると、平日と休前日の料金の差がとても大きい(同プランで1万円くらい差が開くこともある)ようなので、平日のいい日を選んでまた来たいですね。半日休暇でも来れそうです。

 

 

箱根強羅温泉源泉かけ流しの旅館 桐谷箱根荘【公式サイト】

 


 

 

 

大涌谷

さて、宿をチェックアウトして、大涌谷へ来ました。

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自然探求路は今も立入禁止ですが、お土産屋さんなどは営業していて、とても賑わっていました。今回入った強羅の温泉は大涌谷から引いていると思うと、火山活動のパワーが怖くもありがたくもあります。

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ちょっと休憩。

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黒たまごの椅子、かわいいです♪

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ラ・テラッツァ芦ノ湖でイタリアンのランチ

続いて、お昼ごはんに向かったのは、ラ・テラッツァ芦ノ湖というイタリアンのお店です。箱根西麓野菜や小田原・沼津港の鮮魚など地元食材を使ったピッツェリアとのことで、昨年の「OZmagazineTRIP」で紹介されていて来てみたかったのです。

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5種類のおまかせ前菜(1000円)を注文してみました。フリットは椎茸・蓮根・たぶんスティックセニョール、たこと大豆のマリネ、モツをトマトで柔らかく煮てあるもの

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説明されてもすぐにメモしないとメニュー名を忘れてしまいますね・・

 

自家製のハムと、カプレーゼ。どれも美味しかった♪ 車なので、私も運転する可能性を考えお酒は飲みませんでした。

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一番人気というマルゲリータ。生地もカリカリもちもちで美味しい♪(1800円)

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もち豚と玉ねぎのソース 手打ちパッパルデッレ。お肉そのものがソースのようで食べごたえあり、玉ねぎの甘みと合わさってとても美味しいです。(1400円)

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休日のピークタイムでしたが、店員さんたちのオペレーションもよいのか、席もどんどん回転してました。ごちそうさまでした!また行きたいなぁ。

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ランチのあとは宮ノ下の富士屋ホテルのベーカリー「ピコット」でパンを買い、(だいぶ品薄でしたが・・)帰路につきました。

 

普段、旅行は事前にちゃんと計画をしていく派なんですが、即断即決で出かけるのも知らない宿との出会いがあって楽しいものですね。

  

 

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