旅路ノート

歴史と温泉宿が好きな女性会社員の旅日記

伊香保温泉「洋風旅館ぴのん」にひとり泊(2020年1月)

2020年1月下旬、伊香保温泉 松本楼 洋風旅館ぴのんさんに一人で宿泊してきました。11月中旬以降、仕事が立て込んでいましたが、1月下旬となり、ようやくほっと一息、ひとり温泉したかったんですよねぇ♪

気持ちとしては、ガッツリ遠出じゃなくて、「ちょっとそこまで・・」な感覚で行ける温泉がいいな~と思っていまして。そんなわけで、自宅からローカル線だけで行ける温泉、伊香保温泉。その中でも多数のブログや口コミを読んで気になっていた「洋風旅館ぴのん」を予約したのでした。

 

 

 

高崎モントレー「スパゲッティー専門店 はらっぱ」でランチ

高崎駅へつながる八高線台風19号による被害の影響で、11月末まで不通区間があったのですが、すでに解消されています。自宅最寄り駅から2時間強で高崎駅に到着しました。

ランチは高崎モントレーのレストランフロアにある、「スパゲッティー専門店 はらっぱ」へ。

注文したのは、こちらのお店限定の「魚介のブイヤベース風パスタ」です♪タコ、イカ、ホタテ、カニ白身魚、エビなどなど具沢山。パスタソースとしては薄めなのですが、スープパスタに近い感じですね。熱々で魚介の出汁が出ていて美味しかったです。普通盛は1232円でした。

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高崎モントレーのはらっぱはカウンター席があり、一人でも入りやすいですね。貯まっていたJREポイントで支払できました。そうそう、去年四万温泉に行ったときも、こちらでランチをしてから吾妻線に乗ったんですよね。

食後は高崎オーパの8階にあるブックカフェでアイス食べたりコーヒーを飲んだりして過ごしたあと、渋川駅方面の電車に乗り込みます。

 

「洋風旅館 ぴのん」への交通

ぴのんへのアクセスです。渋川駅から関越交通バスの「伊香保温泉」または「伊香保榛名口」行きに乗り、「見晴下」停留所が最寄りとなります。運賃は580円でした。

 

ちなみに私は近くのファミマに寄りたかったので、「見晴下」ではなく、その次の「榛名山登山口」で降りました。 コンビニで夜食用?のおつまみと缶チューハイを購入して、ぴのんに向かいます。

 

チェックイン

松本楼を目印に曲がったら、やや急な坂を下ると、到着しました。

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ウェルカムドリンクは「柚子ハニー」です。飲みながら、食事時間や館内の案内を受けました。

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ロビーの椅子やソファーもヨーロピアンですね。

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インテリアも素敵ですが、キャッシュレス5%還元がもっと素敵です・笑。

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お土産も少し取り扱っていました。スイートポテトや、紅茶、先ほどの柚子ハニーなどなど。

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かわいい雑貨もあります。

想像していた通り、お宿の雰囲気は女子一人でもまったくアウェー感なしですね。

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外には足湯もありました。

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お部屋の様子

さて、予約したシングルルームは、ロビーのひとつ下の階にありました。

わぁー、かわいい!

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 unicoっぽーい・笑。

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 オットマンまであるのって珍しくないでしょうか。

 

シモンズのダブルベッド♪よく寝れそうです。。

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「ぴのんかご」にバスタオル、浴用タオル、歯みがきセット、浴衣・帯・たび、DHCのアメニティがセットされていました。

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冷蔵庫には冷水があって・・

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湯沸かしポットや、コーヒー用の機械もあります。

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さっそく、お着き菓子のスイートポテトと、コーヒーを・・。しっとりしていて美味しいスイートポテトでした。

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インテリアが可愛く、くつろぎスペースあり、照明も柔らかいオレンジ色で、とにく落ち着けるお部屋です・・♪ 

 

内湯「こがね籠もり湯」

お風呂は、またひとつ階下へ降り、渡り廊下を進みます。

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おっ誰もいません。シンプルに浴槽は一つ。

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洗い場は3か所。アメニティは馬油シリーズが。

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伊香保温泉に古くからある「黄金の湯」がかけ流されてます。f:id:rekishipen:20200128225620j:plain

源泉投入口のお湯は熱いですが、浴槽全体はちょっとぬるめでしょうか。かなり外気が冷たい日です。お湯の中では鉄の成分が沈殿した湯の花が舞っていました。

 肩まで浸かって、段差に座ってを繰り返して温まりました。

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 ちなみにこちらの内湯の成分表によれば、泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉(中性低張性温泉)。

加水なし、加温あり、循環なし、消毒なしとなっていました。

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伊香保には過去2回ほど来たことがありますが、いずれも女性グループで訪れたため、おしゃべりに花が咲いて、どんなお湯か、印象がまったく残っていなかったんです。

あらためてじっくり入る伊香保のお湯。成分が濃そうで、色もほんのり濁ってて、いいお湯ですね。浴室も木が基調となった内装で、ほっこりと落ち着けました。

 

 脱衣所のコスメ類です。私の好きなピーリングジェルもありました。浴室内じゃなくて脱衣所にあるんですね。

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写ってないのですが、脱衣所にはストーブもありました。真冬はつけないと寒いかも。ありがたく利用させてもらいましょう。

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ちょっとひといき。

ぴのんの心地よいお部屋のおかげで持ってきた本がじっくり読めました。

今回の旅のおともの本は火坂雅志著「業政駈ける」です。旅でその土地が舞台の本を読むのって楽しいものです。

武田信玄の侵攻を何度もしのいだ上州の智将、長野業政(なりまさ)の人生の後半が描かれています。本人はややマイナーですがとりまく武将たちは超メジャー級(信玄・謙信・真田幸隆などなど)で読みやすく、痛快でした。

 

 レストラン

食事はレストランへ。クラシカルな雰囲気で素敵です♪こちら、ウエディングもできるんですよね。うん、なんだか納得です。

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18時には各テーブルにカトラリーがセットされていて、好きな席を選ぶことができました。

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ちなみに、レストランの中は朝撮影したので、明るめになっていますが、夜の照明は明るすぎず、優しい感じでした。

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天井も高くて広々としています。

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 さてさて、今回予約したプランは「基本コースを【ぴのんセレクト】に無料でグレードアップ」でした。席について、まずはドリンクを注文したいと思います。

 

ちょっと見づらいですが、ドリンクのメニューです。

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華やかなフレンチと気分的に合わせてスパークリングワイン(メジャーなフレシネ コルドン ネグロ)を注文しました。

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前菜は「自家燻製鴨と県産ネギのコンポジション 魚介とブロッコリーのキッシュXO醬の香り」

鴨は噛むとじんわり旨みが感じられます。塩気もちょうどいいですね~♪

ネギのやさしい風味と甘さがふわっと広がるフワっとした食感・・ムースのような。コンポジションとは組み合わせという意味だそうです。

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キッシュ大好きです♪しっかり具が詰まってます。

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ご飯とお味噌汁も選べますが、私はパンにしました。あったかくて、ほんのり甘さも感じられる美味しいパンです。

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パンを選ぶと、野菜スープがつきます。シンプルで野菜の出汁がじんわりと優しいスープでした。スタッフさんが、タイミングをみてテキパキとサーブしてくれます。皆さんニコニコとしていて、とても感じが良いのです♪

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お魚料理です。

「鯛のポワレと帆立の香草パン粉焼き バターソースとカリフラワーのクーリとともに」

鯛は皮目が少しパリっとしています。バターソースはコクがあってもくどくなくて、カリフラワーのほんのりした風味と合わさってとっても美味しいです♪ゆっくり食べよ・・

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ちなみにクーリとは裏漉ししてなめらかにしたもの、みたいな意味らしいです。

 

口直しのグラニテはりんごだったかな?さっぱり。

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メインは上州牛の低温ロースト 地場舞茸を使ったソースシャスールです。お肉がとっても柔らかくて美味しい!それに舞茸もジューシーです。下には茄子が隠れていました。深めの味のソースはご飯とも合いそうです。

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ソースシャスールとは「エシャロットとシャンピニオン(きのこ)を炒めて白ワインで煮詰めたのち褐色のフォンを加えたソース」ということみたいです。お洒落ですね・・。

 

デザートはホワイトチョコのムースのモンブラン仕立て やよいひめの甘酸っぱいソースに、

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栗のパイ包み焼き でした。 

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一緒にコーヒーを持って来てくれました。

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しっかりと甘いデザートだったので、ブラックのコーヒーがよく合いました。

 

1時間ちょっとでワクワクがいっぱいのディナーをしめくくりました。とっても美味しかったし、自分にごほうび感というか、贅沢な気分を味わえました。

レストランを見まわしたら、私含めおひとり様の多いこと・・男女ともに皆さんひとり時間を楽しんでいらっしゃいました。

 

大満足の夕ご飯でした、ごちそうさまでした。

 

19時すぎには夕飯を終え、その後2回ほど内湯へ入りのんびり。

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夜はひとり二次会開催です!缶チューハイと購入したおつまみで一杯楽しんでから、寝ましたzz

 

朝食(松本楼 バイキング)

朝食は、ぴのんの洋食・中華粥、松本楼のバイキングから選べました。今回は、松本楼の雰囲気にも興味があったので、バイキングにしました。

正直、朝起きてみて、眠いし寒いしで、坂の上の松本楼まで行くのが億劫だったのは否めませんw。がなんとか体を起こし、ぴのんかごにお風呂セットをつめいざ出陣です。

 

先に2階のバイキング会場へ。なかなかに種類豊富でしたよ。

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時間もピークなのか、かなり混雑で、気まずくて写真も撮れずw

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覚えているメニューはこんなかんじです。(もちろんほんの一部です。)

【メイン】パン・豆乳粥・ご飯・出汁茶漬け

【洋風】野菜のレモンオイル煮やハンバーグ、スクランブルエッグにウィンナー、ポテト、コーンスープなどなど

【和風・中華風】肉じゃが・お漬物各種、蒟蒻、お味噌汁、明太しらす、ひじき、れんこん炒め、玉子焼き、焼売などなど

【飲み物】牛乳・デトックスウォーター、ジュース、コーヒーなどなど

公式ホームページでは朝食で、天ぷらを揚げているような紹介だったのですが、天ぷらはやってなくて、作りたて系は「おっきりこみうどん」でした。

ぴのんのレストランではご夫婦やカップル、お一人様などが多かったように思いますが、松本楼はご家族、ごつめなお兄さんグループなど、やはりお客さんの雰囲気も違いますね。

この時間帯、一人は私だけでした。バイキング自体も大型旅館のそれと大きく変わり映えない印象であったので、次回来たら朝食はぴのんで洋食か中華粥にするかもw

 

松本楼8階の展望風呂へ

さて、朝食を終えたら、松本楼8階の展望風呂「吉祥の湯」へ行ってみます。

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松本楼では伊香保の源泉「黄金の湯」と「白銀の湯」が両方楽しめるんですね。こちらは白銀の湯。大きな浴槽でのびのび入れますね。加水なし・加温あり・循環あり・消毒ありだそうです。

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隣には小さ目の浴槽の「黄金の湯」。かけ流しで加温だけあり。やはりなんとなくこちらの湯に入ってしまう・・。

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 露天風呂へ行ってみましょう。朝の空気がキーンと冷たい!こちらも2種の浴槽がありますが、ついつい奥のかけ流しの黄金の湯へ・・笑。温度も好みのちょい熱めで気持ちが良いです♪

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そして山並みの眺望がすばらしいです・・!脱衣所の外にあったパネルを参考に、ここから見える山々を書き入れてみました。

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長野業政は越後から上杉謙信の援軍を待つわけなのですが、あんな高い山々を越えて、「謙信ほんとに来んのかな~」と思ってたのでしょうか・・とか考えます。

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これだけ、記録があいまいで、「たぶん」です。

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松本楼の2階の大浴場は入る機会を逸しましたが、8階のほうは来れてよかった~!壮大な山々の景色が本当に印象的です。

 

ぴのんの感想など

今回は日曜日の一人泊で、シングルルーム利用「基本コースを【ぴのんセレクト】に無料でグレードアップ」プラン、税込み11,000円(お酒代・入湯税別)となりました。

手頃な料金で、フレンチと温泉が楽しめて、お部屋は狭いながらも自分だけみたいな秘密基地のような居心地でまったりでき、とってもいい宿泊でした。

私の場合、伊香保なら半日休暇でも来れるので、日々に疲れたらシェルター的にまた逃げ込ませてもらおうかな・・なんて思います。休前日の料金アップ幅は大きめなので、できれば平日狙いでまた来ようと思います!

伊香保温泉 松本楼 洋風旅館ぴのん


車窓に箕輪城

チェックアウト後は、まっすぐ家に帰ります。今回は「ちょっとそこまで♪」旅でしたので、雪の予報も出ていたし、夕方は家でゆっくりしようかなと思いまして。

10時過ぎ、「見晴下」バス停から、群馬バスの「高崎駅行き」に乗り、榛名山の麓をしばし走り、その後車窓に現れるはずのあるものを楽しみに・・・。

 

見えてきました!

民家の後ろに一段高くなっているのが、日本百名城「箕輪城跡」です。そうです!先ほど紹介しました「業政駈ける」の主人公、長野業政の居城です!何度も武田信玄の猛攻をしのいだ名城跡です。

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バス停「東明屋」~「城山入口」ぐらいまで進行方向右側にしばらく見ることができます。いい写真がなくてすみません。

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高崎市立箕輪小学校の敷地に案内板がありました。出身小学校が戦国の智将の拠点だったなんて、在校生は誇りに思えるでしょうね。

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箕輪城まつりは毎年10月の最終日曜日らしいので、今度はゆっくり散策したいです。

 

高崎オーパデンバープレミアム」でランチ

お昼は高崎オーパの8階のレストラン街へ。どこがいいかな~。

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ステーキランチがお得そうだったので、「デンバープレミアム」へ。平日のランチタイムということで、お一人様もちらほらいます。

150gでも、200gでも、250gでも980円のランチセットにしました。もちろん250gで♪ライスとスープがつきます。

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パサつかず、肉汁もあって美味しいステーキでした♪筋っぽいところもちょっとだけありましたが、ぜんぜん許容範囲程度。

 

お肉を食べ、エネルギーを再び蓄えてから八高線で帰宅しました。

  

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