作並温泉「ゆづくしsalon一の坊」にひとり泊(2020年2月)
2月に定番にしている、東北の温泉ひとり旅。先日、肘折温泉 旅館勇蔵さんに宿泊したときのことを記事にしました。
今回は、2泊目のお宿、宮城県仙台市にある、作並温泉 ゆづくしSalon一の坊に宿泊したときのことを書いてみたいと思います。
ゆづくしsalon一の坊の特徴は何といっても「オールインクルーシブ」。滞在中の飲食・イベント・アクティビティが無料で楽しめる(宿泊費に含まれている)スタイルですね。
今回の旅行は2泊ですので、1泊目は素朴系・湯治系宿でのんびり、2泊目は新たな宿泊スタイルのホテル、と趣向を真逆にしてみようかなと思って予約してみました。
当記事は2020年冬時点の内容です。
2021年冬の内容は別記事になります。
- 山形駅「そば処三津屋」で昼食
- ゆづくしsalon一の坊へ
- お部屋
- 多彩なお風呂
- くつろぎサロン
- 夕食-ディナービュッフェ-
- こんなお酒がいただけます
- くつろぎサロンで夜も過ごす
- 朝食-宮城の朝美人ビュッフェ-
- 他の施設・感想ほか
- 仙台駅近く「たんや善治郎」で昼食
- 東北スタンダードマーケット(仙台パルコ2)へ
山形駅「そば処三津屋」で昼食
さて、肘折温泉から新庄駅のバスに乗り、新幹線に乗り換え、山形駅へやって来ました。時間はちょうどお昼どき。
昼食にやってきたのは、山形駅S-PALの「そば処三津屋」です。お店の人気メニューだという冷やし揚茄子おろしそばをいただきました。
揚茄子がジューシーで、お蕎麦がさっぱりと、いいバランスで美味しかったです。
山形といえばフルーツ。仙山線の発車時間まで、まだ時間があったので、エスバル内の「茶蔵(さくら)」さんで苺のサンデーもいただきました。
ゆづくしsalon一の坊へ
駅からホテルまでは、無料の送迎バスで約5分ほどになります。山形方面から来た電車から降りたのは私一人でしたが、その後到着した仙台方面から来た電車のお客さんがとても多く、一度で乗り切れないほどでした。そういう場合はピストン輸送となるので、約10分ぐらいでまた駅に迎えに来てくれるシステムです。
お部屋
バスは3時ちょっと前にホテルに到着。お客さんが集中する時間帯で、チェックインも大混雑です。日曜泊なのに、想像以上にお客さんが多そう。人気のお宿なのですね~。
チェックインの時に、夕食スタート時間の確認があり、17時なら通常90分のビュッフェが120分になるとのことだったので、17時からにしてもらいました。日によって、お客さんの数により調整しているのでしょうね。
さて、お部屋ですが、シングルルームで予約していたものの、空きがあった関係でツインルームにアップグレードしてくださいました。ありがとうございます!!
今回のお部屋は「温泉倶楽部」棟で、フロントやくつろぎサロンからは笑えるくらい遠いのですが、広く明るくきれいで、快適なお部屋です。
くつろぎ着の作務衣です。皆さん到着後すぐ着替えていたみたいですね。すごく楽ちんで、いっぱい食べれる仕様ですw
窓際の椅子は、テレビが見やすい位置で、夜ひとり二次会に重宝しました。
デスクがあるので書き物もできますね。湯沸かしポットもあります。
冷蔵庫にはミネラルウォーターのサービスがありました。洗面所はとても広くて使いやすかったです。あと、トイレットペーパーが、いい香りだったのを覚えています。
お部屋には、一般的なホテルにある、お茶やお着き菓子などはありません。その機能はくつろぎサロン(後述)が担っているので、お部屋は必要最低限のアイテムとなっています。
正直なところ、くつろぎサロンが楽しすぎて、ほとんど部屋にいなかったため、個人的にはお部屋アイテムがいろいろなくても、全然問題ありませんでした。
多彩なお風呂
お部屋に荷物を降ろしたら、さっそく温泉へ行ってみたいと思います。
こちらのお宿は3本の源泉を持ち、お風呂も多彩なのですが、何と言っても素晴らしかったのが、広瀬川源流露天風呂です。
名の通り、広瀬川が眼下に流れ、視界いっぱいに自然が広がります。川が澄んでいて、青が美しい!清流にカモが潜ったり流れにのったり。あと蛙を久しぶりに見ましたねw
お湯は、自家源泉「鶴の湯3号泉」68℃が引かれています。(写真は楽天トラベルから借りました)
立ち湯もあります。お湯は無色透明、やわらかく、美人づくりの湯と呼ばれるのにうなずけるPH8.2のお湯です。
22時過ぎにも入りに行ったのですが、照明が広瀬川にも広がり、水面が照らされてとてもきれいで、しかも空いていて最高でした。
広瀬川源流露天風呂には洗い場はないので、シャンプーなどは大浴場の「丸子の湯」ですることになります。
丸子の湯は16時ごろ脱衣所がごった返すほどとても混んでいました。みんな夕飯前にメイク落としてシャンプーもしたいですもんね。こちらのお湯は循環のようですが、空いていれば雰囲気がよい大浴場だと思います。
朝以降は男女入替となります。こちらは足元から源泉の湧き出る露天風呂「自然風呂」です。(これだけ本人撮影)
こちらは鹿のぞきの寝湯。朝は源泉が止まっていましたが、温度はちょうどよく、隠れ湯っぽい雰囲気がなかなか良かったです。
多彩なお風呂が楽しめますが、広瀬川源流露天風呂がとにかくとても良かったです。もっと寒い冬なら雪景色も楽しめるのだろうなと思います。
いくつかあるお風呂はそれぞれ離れているので、その度に着替えて移動するのが大変なところは難点かもしれません。
バスタオルはラックに用意してあり、その都度濡れてしまったら新しいものが使えるのが嬉しいですね。
くつろぎサロン
お風呂から上がったら、夕食の始まる17時まではくつろぎサロンでまったりしたいと思います。実はめちゃくちゃ楽しみにしていたのが、このくつろぎサロンです。
解放感のある窓側の席がアイコンとなっています。
くつろぎサロンではドリンクやおつまみなどがフリーで楽しめます。コーヒーや紅茶はもちろん、アイスもありました。
デトックスウォーターはちゃんと成分が抽出されている感じで美味しかったです。
りんごジュースも出来合いのものではなく、手作り感があってお洒落ですね!
ハイボールやビールのサーバーもあり、お風呂あがりにぴったりです。私もハイボールをいただきました。おつまみにはナッツや和菓子っぽいのもありました。
くつろぎサロンの奥がライブラリー。スタッフさんの選書という本や雑誌が並びます。
小説は、仙台が舞台にした作品が多い伊坂幸太郎さんの作品や、マタギの生涯を描いた熊谷達也「邂逅の森」など、宮城・東北にちなんだものもありましたね。気軽に読める雑誌も充実していました。「天然生活」や「&Premium」、「日経ウーマン」「ランドネ」などが結構好きなのですが、バックナンバーが揃っていて読みふけっていました。本に囲まれるって幸せ♪
静かにまったりている人たちもいれば、お子さん連れファミリーで大層賑やかなグループもいてですね・・。ホテル側は大人空間を演出してくれている気がしますが、いろんなお客さんがいるので静かなブックカフェを想定しすぎないほうが良いかもですw
夕食-ディナービュッフェ-
そうこうしているうちに17時になりました。夕食のディナービュッフェに出かけたいと思います。
入口で部屋の番号を告げると、2人がけのソファー席に案内されました。17時ですが、すでにまぁまぁお客さんが夕食を開始しています。空いているうちに、人気のありそうなライブビュッフェのメインどころへ。
お刺身は目の前で切ってくれて、美しく盛り付けてくれます。同じネタでお寿司にもできます。
天ぷらはお願いしてから料理人さんが揚げてくれるのでほんとに熱々で、とっても美味しかったです。お塩でいただきました。
鉄板で焼いてくれる和牛のステーキ、こちらも美しく盛り付けてくれます。お上品な量ですが、美味しいお肉でした♪もう1回並ぼうかなと思ったのですが、意外とお腹が満たされます。(歳なのでしょうか)
ブランド豚肉のしゃぶしゃぶ。ネギでお肉が見えませんがとてもおいしいお肉でした。
自分が盛り付けるとセンスがないのですが・・。牛タン焼きとお好みでつけるねぎ味噌が左にあります。牛タンは固くないし厚みもそれなりにあって美味しかったです。
というわけで牛タンはお代わりしました♪ご飯は鯛めしをいただいたんですけど、めちゃくちゃ美味しかったです・・
デザート類も豊富。それぞれミニサイズだからいろいろ試せますね。かぼちゃのシフォンケーキが気に入りました♪
17時30分を過ぎるとかなり会場は混雑していました。少なくなったメニューは追加が来ますので、慌てていっぱいゲットしようとしなくても大丈夫です。ごはんに合う和風のお惣菜、お酒やワインのおつまみ、お子さんも好きそうな定番メニューなど、目移りしてしまいました。
野菜のカットや彩も考えられえているな~という感じ。お味噌汁の味噌が仙台味噌、ご飯はつや姫使用など地域色も感じられて楽しいです。
バリエーション豊富で美味しいビュッフェでした。大満足です♪
こんなお酒がいただけます
さて、オールインクルーシブが本領を発揮すると個人的には思っている、お酒についてです♪お酒もいろいろな種類が用意されていましたよ。
ビール類はもちろん
焼酎やウィスキー、KIRINの果実のお酒のシリーズ
梅酒だけでもこんなに種類が♪ 私もひめぜんの柚子酒(中央)いただきました。一ノ蔵のひめぜんは地元ですものね。甘めで美味しい♪
日本酒はこんな感じ。ポップとかがないので、銘柄に詳しくないと、よく分からないのが本音ですが・・。左端にある一ノ蔵の「スパークリング純米酒」をいただきました。一ノ蔵のスパークリングと言えば女性にもおなじみの「すず音」(5%)がありますが、こちらはしっかり14%。華やかな感じで重くなく、美味しかったです。
ワイン類ももちろんあります。何を飲んだか忘れてしまった・・。珍しいアップルワインもあったのか・・飲んでみればよかったです。。(お酒を欲張ってチャンポンしていたので結構酔っていたような気がします。後付け。)
こちらには手作りのデトックスウォーターもありました。ソフトドリンクやコーヒー類ももちろんあります。
写真に撮れてないお酒もあるかも・・。お酒のラインナップは個人的には大満足でした♪120分という時間も十分で、焦らずとも満喫できます。お一人様も私のほかに2~3人いたような気がします。
会場は、静かにお酒・お食事を楽しむ・・雰囲気ではありません。賑やかです。ただ、1~2名のお客さんと、数人グループ&ファミリーのお客さんをエリア分けしてくれているような感じだったので、グループ客のワイガヤの中にひとり客がポツン・・ということはない、と推察します。
くつろぎサロンで夜も過ごす
夕食後もくつろぎサロンで過ごしました。
夕食直後の時間帯は空いていて、暖炉の火を見ながらゆったりコーヒーをいただけました。
夜はくつろぎサロンでもお酒がいただけます。こちらはウィスキーやワインですね。おつまみもあります。
生ビールと、ニッカハイボールも。
雑誌を読みつつ、また飲みつつ。
20時からは「コーヒーライブ」があり、サイフォンで抽出したコーヒーがいただけました。一体何杯コーヒー飲むのでしょう・・寝られないかもw
くつろぎサロンはこうして書くと優雅な感じですが、元気いっぱいのKIDS連れもおられますので、静けさはありませんwあまり書くと、小うるさい感じになってしまいますが、ホテルの演出したい空間は明らかなので、ご家族連れや大所帯の皆さんも共感してくれるといいなと思います。。
22時にくつろぎサロンはクローズとなります。
広瀬川源流露天風呂にもう一度入ったあとは、お部屋で軽く二次会してから寝ましたzzz
朝食-宮城の朝美人ビュッフェ-
朝食も同じ会場でビュッフェです。夜と違い、席は自由でした。7時30分のオープンと同時に行ってみました。
バニラのパンがめちゃくちゃ美味しい!ベーコンはライブキッチンで焼き立てを提供してくれます。
焼きおにぎりも出来立て。お味噌汁には仙台名物の「せり」をたっぷり入れてみました。
ライブキッチンではほかにも油淋鶏も供されていました。和洋ともに品数も良くて、夜同様楽しめるビュッフェでした。特に制限時間は言われなかったのですが、9時ラストオーダーとのことでした。
他の施設・感想ほか
フロント横には雑貨を扱うセレクトショップもあります。
コーヒーグッズがたくさん。夜のコーヒーライブも然り、こだわりがあるんですね。
同じく1階には仙台グルメのお土産の販売や温泉まんじゅうもオーダーできるコーナーもありました。
今回日曜日泊だったのですが、結構な混雑で人気がうかがえました。仙台駅までの無料送迎バスは予約制なのですが、10日ぐらい前にTELしたところ、すでに満席とのことだったので、仙台駅~ホテルの送迎を希望する方は宿と同時など早めの予約が良さそうです。
オールインクルーシブは初めてだったのですが、個人的にはとても楽しめました。お酒をいろいろ飲みたい方には、お得なシステムじゃないでしょうか。お会計は17,930円(税抜き)別途入湯税となりました。広瀬川源流露天風呂から臨む清流も印象深いですし、本や雑誌が好きなので、くつろぎサロンでの読書も楽しめました。
本・お酒・お菓子・おつまみがフリー、浴衣ではなく作務衣がある・・となると、いつも旅の荷物で持ち込んでいるものが不要で、ほぼ手ぶらで来れる!(浴衣の帯が苦しいのが苦手なので、いつもルームウェアを持参している)と思います。仙台駅からの送迎バスに乗れば東京からもアクセス至便ですし、また来たいですね。
仙台駅近く「たんや善治郎」で昼食
チェックアウトは11時。それまでくつろぎサロンで過ごし、11時すぎに作並駅までの送りのバスに乗りました。送りのバスも、もし満席なら電車の接続に間に合うよう、ピストン輸送してくれます。
作並駅から仙台駅に到着すると、ちょうどお昼ごろでしたので、肉好きの私はここでも牛タンをいただきました。やってきたのは「たんや善治郎仙台駅前本店」さんです。
入店まで20分くらい並んだでしょうか。無事に平日限定のランチセットをいただくことができました。こちらのボリュームで1595円♪
肉厚なのにやわらかく噛みきれて、ちょっと味が濃いめなのでご飯がすすみました。とても美味しかったです♪
東北スタンダードマーケット(仙台パルコ2)へ
仙台パルコ2の東北スタンダードマーケットにお土産を探しに行きました。東北地方のクラフト、お菓子やステーショナリーを扱っています。
この日は南部鉄器のやかんの特集をやっていました。興味深いグッズが沢山あり、いつまでも観ていられそう!
お土産に購入しました。
〇中川政七商店 東北ふきん
〇宇佐美煎餅店「まるやまからから煎餅」(中は羽黒山五重塔のおもちゃでした)
〇山形ビエンナーレマステ
●笹野一刀彫キーホルダー(米沢)※これだけ山形S-PALの尚美堂で購入しました。
これにて、東北温泉2泊3日の旅は終了。無事に東京へ帰りました。3日間食べすぎて3キロ太り、元に戻すのが結構大変でした・笑