旅路ノート

歴史と温泉宿が好きな女性会社員の旅日記

和倉温泉 花ごよみ宿泊記(2020年7月)

7月の中旬、夫と氷見から能登半島にかけて2泊3日で出かけてきました。1泊目は氷見のお宿「日本海氷見隠れ味宿 魚恵」に宿泊しました。

 

tabijinote.hatenablog.com

 

今回の記事では2泊目にお世話になった、和倉温泉「花ごよみ」さんを紹介します。和倉温泉では珍しいという源泉かけ流しの温泉と、ボリューム満点で美味しいお料理が自慢の全10室の小規模旅館です。

 

 

旅行の前に

前回の記事でも書いていますが、コロナ対策しながらの旅行ということで、次のことに気を付けて旅行したことを書き添えたいと思います。

・旅行前から家以外では必ずマスク着用。

・旅行前2週間は外食はしない。仕事(自転車通勤)以外不要不急な外出をしない。買い物も極力ネットスーパーを使う。

・検温し、職場や身近な人で体調不安を訴える人がいないことを確認のうえ出発。

・どこでも手指消毒できるように個包装の消毒ジェルを持ち歩く。

・使用したマスクは宿に捨てず、自分で持ち帰り処分する。

・都心を経由しないルートで旅行先へ向かう。

などです。

ウィズコロナ社会の旅行者として、旅行時の感染防止のアイデアなどをみんなで共有していきたいです。

 アクセス・外観

花ごよみさんまでのアクセスです。電車とバスなら、金沢駅から特急利用で最速57分の「和倉温泉駅」へ。駅から路線バスで「北鉄バスターミナル」で下車徒歩1分になります。

 

 後述しますが、「和倉温泉総湯」が目の前にあり、温泉街の中心に程近く、買い物や散策にも便利な立地です。

 

到着しました。こちらが外観です。今回私たちはレンタカー利用でしたが、旅館の建物の横に無料駐車場が30台分あります。写真の右側です。

f:id:rekishipen:20200816152454j:plain

 

元湯 花ごよみとあります。泉質自慢のお宿とのことで期待が高まります。

f:id:rekishipen:20200816152519j:plain

 

チェックインします。右側がフロントになります。

f:id:rekishipen:20200816152724j:plain

 

お土産コーナーには、女将さんの手作りのかわいらしいキルト雑貨などもありました。

f:id:rekishipen:20200816152752j:plain

 

向かい側にソファーと喫煙コーナーがありました。ここに喫煙コーナーがあるのはちょっと受動喫煙リスク高いような気もしますw 

f:id:rekishipen:20200816152934j:plain

 

地元のお酒も販売中。お食事のときにこれを買うのでもよい模様でした。

f:id:rekishipen:20200816153654j:plain

 

自動販売機はソフトドリンクだけになります。値段は一般的な自動販売機のお値段でした。観光地価格ではなかったです。

f:id:rekishipen:20200816153805j:plain

 

お部屋

今回の部屋は和室8~10畳の部屋で予約していました。昭和な雰囲気でありつつも、お掃除ももちろんきれいにされてあり問題ないです。

f:id:rekishipen:20200816154049j:plain

そういえば楽天トラベルから予約したときは喫煙とも禁煙とも表示がなかったのですが、灰皿があるということは喫煙可能な部屋なんですね。今回寝具等含めとくにタバコの匂いは感じ取れず。よかった~。

 

テレビにお茶セット、電気ポットあり。WIFIも使えたと思います。写真撮る前に食べちゃったけどお着き菓子もありました。

f:id:rekishipen:20200816154325j:plain
f:id:rekishipen:20200816154323j:plain

 

洗面台と並んで冷蔵庫があります。バスタオル、浴用タオル、浴衣、歯ブラシなどの基本的なアメニティももちろんあります。部屋にドライヤーがあったと思います。

f:id:rekishipen:20200816154644j:plain
f:id:rekishipen:20200816154701j:plain

 

冷蔵庫は有料のドリンクやお酒が入っているタイプでした。料金表が冷蔵庫の扉に貼ってあります。冷蔵庫の中にないものは、オーダーするメニューだと思われます。

f:id:rekishipen:20200816154856j:plain
f:id:rekishipen:20200816154858j:plain

 

ちなみにお部屋のお手洗いは洋式のウォシュレットですし、エアコンもばっちりでした。特に問題なく快適に過ごせます。

 

源泉かけ流しの内湯

 

お風呂は1階にあり、男女とも内湯がひとつずつ。男女入替はありませんが、24時間入浴可能です。なんといっても、和倉温泉では珍しいという源泉かけ流しです。

洗い場は二つです。アメニティはリンスインシャンプーと、ボディソープを完備。

f:id:rekishipen:20200819202019j:plain

 

こちらが浴槽です。源泉かけ流しのお宿でたまに見かける投入口にネット。そしてお湯が・・源泉温度が90℃という案内どおりけっこう熱い!!写ってないですけど、熱かったら水で調整してくださいとの指示があり、お言葉に甘えてちょっとうめさせてもらいました。

f:id:rekishipen:20200819202719j:plain

お湯の温度は高めながらも、フレッシュな気持ちの良いお湯でした。泉質はナトリウムーカルシウムー塩化物泉。熱めのお湯で肌の油分が取られちゃうのかなとイメージしましたが、嬉しい誤算、上がったあとも肌がしっとりとしています♪温度的に長時間のんびりできる系ではないのですが、シャキッと元気になれるお湯だと思います。

滞在中、夕方、夜、朝と入りましたが、夕方に入れ違いになった以外ほぼ独泉できました。朝はさらにお湯が熱かったので、温度を確かめてから入ってください。

 

ボリューム満点の夕食

今回予約していたのは人気NO1というスタンダードプラン(11品)のプランでした。先に言ってしまうと、この料金でこのボリューム。さらには朝夕部屋食って、すごいパフォーマンスと思います。

 

夕食スタートの18時の少し前に仲居さんから飲み物をどうしますか、と電話がありました。飲み物のメニュー表がないため、夫が冷蔵庫のドリンク表を見ながらあれこれ尋ね、グラスで白ワインをいただくことにしました。

18時になったら気さくで朗らかな仲居さんが、てきぱきとお部屋のテーブルに配膳してくれました。

 

第一陣の紹介です。お品書き・説明ともになかったため、私の拙い記憶と表現となります。

押し寿司・あっさりと煮てある筍・コリコリとした食感とほどよい酢っぱさで美味しいなまこです。

f:id:rekishipen:20200819205354j:plain

 

豚しゃぶサラダは胡麻ドレッシングでいただきます。右は酢の物ですね。

f:id:rekishipen:20200819211457j:plain
f:id:rekishipen:20200819211458j:plain

 

たこと貝と・・シーフードサラダ、素材の味が消えてなくて美味しいです。

f:id:rekishipen:20200819205345j:plain

 

塩辛です。このへんでワインがなくなり、日本酒に切り替えたいと思います。

f:id:rekishipen:20200819205343j:plain

 

冷蔵庫のなかから冷酒を取り出しいただきます。冷酒は珠洲市の宗玄酒造の生酒「生貯蔵酒」です。780円での販売。日本酒はこれしかなかった、と言えば消極的選択に聞こえてしまいますが、いえいえ、こちらのお酒、重すぎず軽すぎず、ふんわりとした味わいでとても美味しいお酒でした!仲居さんにも美味しいですねって言ったら「でっしょ~~!?」っておっしゃってたしw

f:id:rekishipen:20200819205930j:plain

 

お刺身は3種盛り。サザエ・ぶり・エビ(大きな甘海老のような)です。どれも新鮮で特にぶりが脂がのっていて美味しかった!宗玄と合わせていただいて至福のじかんです。能登の食材のポテンシャルの高さにしばし感動しました。

f:id:rekishipen:20200819210726j:plain

  

途中、女将さんがお部屋にご挨拶に来てくださいました。何気に嬉しいですよね。しっとりと、かつしっかりした雰囲気で和風美人の女将さんです。

 

お次は煮物。味付けも濃すぎず美味しいです。

f:id:rekishipen:20200819211645j:plain

 

鍋の着火はセルフタイミングで。お魚の切り身、大きなな帆立がごろっと入っています。魚介の旨みと出汁が染みています。

f:id:rekishipen:20200819211732j:plain

フーほぼ完食。もうお腹いっぱいです。

先ほど、第一陣の配膳を終えた仲居さんが「あとでご飯お持ちしますのでね~」とおっしゃっていたんですね。ちょうどご飯とお味噌汁でフィニッシュかなと思いましたらですね・・

 

先ほどの仲居さんがニコニコと再配膳に来てくださいました。エ!さらに揚げ物、焼き物などの主要メンバーが到着。まじですか!完全にペース配分間違えましたw

 

というわけで、鮎の塩焼きです。塩加減が絶妙で皮も身も美味しい!お腹はすでにいっぱい気味なのでゆっくり食べます。

f:id:rekishipen:20200819213126j:plain

 

お魚とカニカマのような練り物の天ぷら。薄めの衣には少し味がついている?タルタル風のソースも合って美味です♪でももはやお腹がはち切れそうw

f:id:rekishipen:20200819213309j:plain

 

茶碗蒸しはやさしい味わい。すまし汁です。

f:id:rekishipen:20200819213612j:plain
f:id:rekishipen:20200819213619j:plain

 

悔しいことに、もうお腹のインジケーターランプ警告で白ご飯は食べられませんでした。申し訳ないです・・。

満腹で思考停止してデザートを撮影するの忘れてしまいましたが、果物と、ミニクリーム大福的な水菓子だったと思います。下膳のときにキープして夜食べました。

 

スタンダードコースでこのボリュームには恐れ入りました。量が充実と言うと味はどうなの、となりますが、お刺身で特に感じましたが能登半島ならではの素材の良さを生かされていて、味付けも変化に富み美味しかったです。

グレードアッププランや、さらに上位のプランも存在します。これよりもっとすごいのか・・そのときは昼ご飯なし・腹ペコで臨まれるのが良いですね。

 

下膳後はお話好き(たぶん野球もお好き)なおとうさんが布団を敷きに来てくれました。

 

シンプルな朝ご飯

朝食もお部屋でいただけます。昨日の仲居さんが朝も配膳に来てくれました。シンプルでほっとする和定食です。

 

定番の焼き鮭にきんぴらやお漬物にf:id:rekishipen:20200820192814j:plain

 

ならでは、の温泉たまご。生卵よりうれしいな。

f:id:rekishipen:20200820192925j:plain

 

ハムとポテトサラダ。冷ややっこに、お味噌汁と写ってないけど白ご飯をいただきました。

f:id:rekishipen:20200820192912j:plain
f:id:rekishipen:20200820192922j:plain

 

夕食がすごいボリュームでしたから、朝食はこれくらいシンプルでバランスがちょうどいいのかもしれません。

2食ともお部屋食でゆったりした気分でいただけました。ごちそうさまでした。

 

近くのスポット1「和倉温泉 総湯」

お宿の向かいに、和倉温泉のランドマーク的共同浴場和倉温泉 総湯」があるので、滞在中に行ってきました。宿から総湯の裏玄関へ徒歩1分でアクセス可能です。

 

f:id:rekishipen:20200820193712j:plain


入浴料は大人460円。

大浴場は天井が高く、浴槽も大きく広々と開放的です。天井には木材が使われているのが素敵です。浴場内の写真は公式サイトからお借りしました。

f:id:rekishipen:20200820194726j:plain

 

泉質はナトリウム-カルシウム塩化物泉。源泉投入口からのお湯は飲用も可能です。加水なし・加温なし・循環あり。閉館時にすべてのお湯を入替だそうですから、源泉の質を生かされていますね。わたしの感覚的には浴槽が大きいこともあってか、まぁまぁ塩素臭があるかなーという感じでした。

 

花ごよみさんの内湯で純粋な源泉かけ流しを楽しんで、総湯で大きなお風呂や露天風呂でくつろぐというのはいかがでしょうか。

 

正面玄関ののれんが温泉風情を掻き立ててくれます。

f:id:rekishipen:20200820193723j:plain

f:id:rekishipen:20200820211242j:plain

f:id:rekishipen:20200820193721j:plain

www.wakura.co.jp

 

近くのスポット2 「能登ミルク」

 

総湯を出てから立ち寄ったのが「能登ミルク」というジェラートのお店です。能登の食材で作った濃厚なジェラートがいただけるカフェになっています。

総湯の正面玄関から出て、すぐそこ!お風呂上がりのアイスにうってつけの最高の立地にありますね。

 

 

外観もおしゃれな雰囲気です。

f:id:rekishipen:20200820200504j:plain

 

看板商品は「能登ミルクジェラート」のようですが。

f:id:rekishipen:20200820200506j:plain

 

そのほかにも種類豊富で迷いますね~。

f:id:rekishipen:20200820200840j:plain

 

私は「能登ミルク×ほうじ茶」にしました。

f:id:rekishipen:20200820201537j:plain

コクがあって美味しいミルクと上品なほうじ茶のペア、おすすめです!真似してくださいw!

 

夫は「能登ミルク」と「いちご」だったかな。牛乳も一口もらいましたが、思ったよりすっきりとした味わいで美味しかったです。

f:id:rekishipen:20200820201807j:plain

 

店内のディスプレーも洒落ています。ぜひ立ち寄ってみてください。

f:id:rekishipen:20200820202340j:plain

  

その他、花ごよみからは、和倉温泉の源泉スポットもすぐですし、

f:id:rekishipen:20200820211135j:plain

 

海辺の散策するにもちょうどよい距離です。

f:id:rekishipen:20200820211209j:plain

チェックアウト

そんなわけで、付近の散策も楽しむことができました。

今回の宿泊は一人14450円(消費税入湯税込み、お酒代別)となりました。辛口に言えば、お酒の種類が少ないかな、とかフロントの真ん前が喫煙コーナーとか、あるんですけどね。有名温泉地の土曜日の宿泊で、ボリューム満載の部屋食ご飯に、源泉かけ流し温泉が楽しめるとなればやっぱりコストパフォーマンスのいいお宿だと思います!トータルで考えたら全然吸収できちゃうなぁと。コロナ禍でもあたたかく迎えてくださって、ありがとうございました。

 

一人旅プランも出ていて(休前日はないみたい)料理プランの選択肢が多いのもありがたいなぁと思います。ちなみにペットと泊まれるお部屋が一つあるそうで、専用プランも出ていますが、泊まった時はワンちゃん同行のお客さんは見かけなかったです。

 

お出かけの際は、最新情報もご覧になってみてください。

 

wakura-hanagoyomi.com

 

 

 

 

にほんブログ村 旅行ブログ 温泉・温泉街へ
にほんブログ村