遠刈田温泉 ゆと森倶楽部 にひとり泊(2020年11月)
2020年の11月の初旬に、宮城県は遠刈田温泉のオールインクルーシブ宿「蔵王の森」がつくる美と健康の温泉宿 ゆと森倶楽部にひとりで宿泊してきました。
今年の2月に宿泊した作並温泉 ゆづくしSalon一の坊と同じ「一の坊グループ」のお宿です。
初訪問で要領を得ない場面がありつつも、美味しく健康になれそうなお食事やゆったりした時間を楽しむことができました。
2021年6月追記
再訪しました。2回目の宿泊は別記事にしてあります。
らーめん本竈で昼食
仙台駅にお昼前に到着し、昼食は仙台エスパルの(駅の東口に降りる)「らーめん本竈」でいただくことにしました。店内は女性のお一人様もいらしてホッ。
塩チャーシューメン(1000円)を注文しました。
ローストポークのようなチャーシューが柔らかくておいしい!スープもすっきりして重くなくペロリと完食しました。ごちそうさまでした♪
その後はコーヒーチェーンで休憩するなどして時間調整し、仙台駅13:38発の遠刈田温泉行のバス(予約不要)に乗車します。約50分ほどで遠刈田温泉バス停に到着します。
ゆと森倶楽部へのアクセス
ゆと森倶楽部までは、車がない場合、遠刈田温泉バス停からタクシー利用となってしまいます。お宿では以前仙台駅からの送迎バスを運行していたようなのですが、今は運行を取りやめているようです。
私は前日に蔵王観光タクシーさんに電話し、遠刈田温泉バス停近くに迎えにきていただくよう予約しておきました。ゆと森倶楽部までは1300円ほど。下車時に翌朝のお迎えも依頼しました。台数が少ないそうですから注意が必要です。
正直、往復でまぁまぁな出費(;'∀')復路だけでも地域共通クーポンの利用できたことがありがたかったです。
外観
もともとは「蔵王ハイツ」という公共の宿だったみたいです。
いざ館内へ入ってみると、ゲストが並ぶ列が二つあり「?」と思っていると片方はチェックインの列、片方は地域共通クーポン発行の列みたい。なんだかオペレーションが大変そうだ・・
今回はネットで事前決済だったため、チェックインのときに領収書をもらい、鍵とパンフを受け取り、自分でお部屋へ向かいます。
口コミなどの前情報で分かっていましたが、本当に滞在に関して説明がほぼないのですね。自分でパンフをよく確認する必要があります。
お部屋
今回はさくら館のツインの部屋を予約していました。ゆと森さんはシングルルームがないので、一人泊でもツインルーム以上の利用になります。
室内はまだまだ新しいようでとてもきれいです♪ソファやチェアもおしゃれですね。
お着き菓子やお茶・コーヒーなどはありませんが、湯沸かしポッドはありました。ラウンジでお茶やお菓子がいただけるから私としては問題なし。
水回りもとてもきれいでした。お風呂に行くときはバスタオルを部屋から持っていきます。作並の一の坊と同じく「カゴちゃん」(これがどこにいくにも便利)が用意されていて、中にミネラルウォーターと足袋、浴用タオルが入っています。
お手洗いも新しいしウォシュレットで快適でした。浴衣ではなく作務衣なのも作並と同じですね。
窓の外は・・
蔵王の森が広がります。(駐車場もよく見えますが)。明け方早くには月が西の山へ沈んでいくのを眺めることができました。
お部屋環境はまったく問題なくて快適です。せっかく快適だったけど、お風呂・ラウンジ・食堂でまったりしたり、部屋にいない時間も長かったです。
温泉
ゆと森倶楽部さんには2つの自家源泉、7つのお風呂があります。お風呂の撮影は禁止なので、楽天トラベルから画像をお借りしました。
【渓流露天風呂】
渓流露天風呂は、一度建物を出て、道を渡り、
ヨガハウスを通り過ぎた先にあります。
「まる」と「しかく」があり男女交代制になります。
女性は「まる」15時~22時、「しかく」6時~10時でした。かけ流しで適温のいいお湯でした。
渓流の音を聞きながらの入浴。視線の先の先までずっと森の木々で癒されます。
ただ、夕も朝もやや混み合っていたかと思います。いっとき一人になれた時間がありラッキーでしたが。。洗い場はありません。また、サウナも併設されています。
部屋から外に出てまぁまぁ歩くので、一人だと夜や朝の暗いうちはやや利用しづらいかもです。
【大浴場】
こけしの湯・蔵王の湯という大浴場が館内にあります。女性はこけしの湯。扉の外に露天風呂もあります。15時~25時、5時~11時に利用可能でした。
夕方・夜・明け方と利用しましたが、広々としているうえに常に空いてました。こちらにもサウナが併設しています。アメニティがプロバンシアというシリーズでラベンダーの香りが良かったです。
露天風呂で5時半ごろ、白んでいく空をぼーっと眺めて入ったのが思い出!
【露天付き貸切風呂】
りんどう・かもしかの2つのお風呂が空いてれば貸し切れます。
朝、写真のように札が出ていたので利用しようと思ったのですが、鍵が開かなかった。。なぜ?まぁいいかと利用しませんでしたw
大浴場の入り口には休憩できるスポットがあります。
囲碁ができたり、雑誌が置いてあったりしてのんびりできます。
こちらには自動販売機もありました。
暖炉ラウンジ
暖炉ラウンジでは、ジェラートやカフェドリンクがフリーでいただけます。
15時ちょっとすぎにチェックイン手続きしているときからすでに結構な人がラウンジでくつろぎ中。皆さん行動が早い。
わたしもジェラートをいただきました。
1つのカップに2種類盛ってくれます。甘々なアイスは苦手なのですが、ゆと森さんのジェラートは上品で自然な甘さです。
コーヒーや紅茶など。セルフサービスです。
マシンで淹れるカフェラテが某コーヒーチェーンのより美味しかった。。
暖炉の炎を見ながら皆さん思い思いにくつろいでいました。ただラウンジ内は照度が低く、読書には向かなさそうです。
とくに案内もなく知らなかったのですが、この夜はアーティストさんの演奏もある日でした。生演奏を聴きながらジェラート食べたり。夜はお酒の用意もあります。
ラウンジから外に出ることもできます。明るいうちは若いゲストさんたちが焼きマシュマロを楽しんでいらっしゃいました。
けやき食堂
ゆと森倶楽部のレストラン「けやき食堂」は野菜ソムリエアワード認定レストラン部門」で受賞歴を重ね、殿堂入りしているレストランで、「食材王国みやぎ地産地消推進店」にも登録されているそうです。朝夕のお食事はこちらの「けやき食堂」でいただくことになります。
レストランのディスプレー、素敵♪
16時前、すでにけやき食堂ではアペリティーボの時間帯として、お酒やおつまみなどがいただけるようなので行ってみます。なんだか準備中のような雰囲気ですが、スタッフさんに尋ねてみると入って大丈夫みたいです。
スパークリングワインとおつまみをいただきました。
おつまみはキッシュやオリーブ、チーズなど。明るいうちからほろ酔いで非日常です。
夕食
温泉でさっぱりし、17時30分に再度けやき食堂へ。すでにまぁまぁな人数のゲストさんが食事を始めています。皆さんやはり早いなぁ・・
さてさて、2020年11月時点、ゆと森倶楽部さんのディナーは「プリフィクススタイル」とのこと。平たく言えば、ディッシュ単位のビュッフェといったところでしょうか。
各コーナーで料理人さんがオーダー毎に美しくお皿に盛りつけてくれます。また、ドリンクや一部メニューは各自で盛り付けるフリーのビュッフェでした。
サラダコーナー
3種類から好きなサラダをオーダー、もちろん全種類でもOKです。ゲストさんが並ぶので野菜ソムリエさん?のオペレーションが大変そうでした・・。
こちらは「定番」のシーザーサラダ
ベーコンが厚切りので嬉しいです(結局お肉が好き)
「季節限定」のデリシャスサラダもいただきました。
トマトまるごと!と豆乳のソースですって。健康になれそうです。意外とボリュームもありました。
野菜スティックなどもありました。
なんとなく「コース仕立て」とすべく、次も野菜系をいただきに・・
どれも実演というかライブキッチンなので、出来立てで嬉しいですね。
宮城県産しいたけの香草焼きは美味しくておかわりしました!
本日の蒸し野菜 そばの実とフカヒレの餡で
野菜ソムリエさんが活躍するレストランですし、野菜はどれも瑞々しくて美味しかったです。
スープは
ではお野菜中心で、スパークリングワインと一緒にいただきます!
順番が微妙ですが「乾杯のワンディッシュ」で前菜が2種類
余談ですが、メニューの字が上手ですね(*'▽')
マグレドカナール(鴨)のロティ
お肉がしっとりしてて美味しい♪
黒瀬ぶりのカルパッチョ
一皿一皿が美しくてテンションあがります♪
お肉とお魚料理へ
本日の野菜とイベリコ豚のグリル
イベリコ豚をいただくのは初めてです。脂質の感じが国産豚と違うかな。冷えないうちにいただいたほうが良かったかも。
美味しい~!!!あっさりしたお魚と優しいソースがアラフォー女子にクリティカルヒットです!お代わりしました!
お肉料理コーナー
黒毛和牛のステーキをお願いしました。
美味しい・・!肉汁を感じる♪
お代わりするぞと意気込んでいたけど、結局ステーキは1皿で充分満足感。もう若くはないのだな・・ちなみにラムは食わず嫌いでパス。
チーズとピクルスの盛り合わせを発見。すでに日本酒飲んでいたけど、ワインももらってこよう。
終盤、そろそろご飯ものをいただこうと思います。
こちらはビュッフェタイプのほうの秋鮭と浅利のピラフ
このお皿に盛りつけるの正解かわかんないですけど、美味しかった!
作り立てをいただく「締めの一品」
大きなやわらかい穴子♪バルサミコの甘酸っぱいソースがふつうの穴子の寿司とはちょっと雰囲気が変わっていいですね。
デザートコーナーへ。
さつま芋のムースにモンブランクリーム、ラフランスのコンポートでした。もちろん別腹でペロリでした!
プリフィクススタイルのビュッフェは「自分で好きなものだけいっぱいよそってくる」(←大人げないw)ができないのが難点ですね。そしてやや料理の種類は少ないと感じる方もいるかも?
でも!!ひとつひとつのお料理がとても作り立てだし、季節感があり上品で、とても美味しかったです。
コロナ対策ですが、一度マスクなしでお料理を取りにいく方が料理人さんに注意されているのを見かけました。お酒が入るとうっかりしちゃう人は多少いるのかな・・。
セルフオーナーのお料理をいただく際も、手袋マストっていう感じではなく、緊張感はやや緩めかと。(R2/11月時点の話です)これは宿側よりむしろゲスト側の意識の問題かもしれませんが・・
こんなドリンクがいただけます
オールインクルーシブの強みといえば、フリーのドリンクですね。いろいろな種類が楽しめました。
ビールサーバー
エビス、プレモル、失念、アサヒ
日本酒やゆず酒
気仙沼男山本店「蒼天伝」、蔵王酒造「ZAO」など。その場であまりモタモタしているとご迷惑なので、今写真を見て解析しています笑。 銘柄のポップでもあればよりお酒選びが楽しいのになぁなんて思いますが。
ワイン類
この写真は午後のアペリティーボ時間帯に撮ったもの。赤・白・スパークリングとありました。
ウイスキーや焼酎類
あまり見かけないのでアップルワインというものも飲んでみました。カワイイ名前とは裏腹にまぁけっこう重い感じのお酒でした笑
シロップ類。パシオンというシリーズのジンジャー・青梅・ざくろと果実など。
お水や炭酸水で割って好きにドリンクを作れるのですね。
デトックスウォーターは3種類あり充実していました。
さすがは「美と健康」を謳っているお宿ですね。
ノンアルコール
特茶、アサヒドライゼロ、りんごジュースなど。特茶は人気があったみたいで中盤で空っぽになってた気がします。健康意識が高い人が多かったのでしょうか??補充が間に合わないだけ??少ないスタッフさんで頑張っていらしたので・・。
コーヒー・紅茶ももちろんあります。
デザートのおともに、コーヒーをいただきました。 持ち帰り用のカップも用意されてます。
夜更けにはひとり二次会です。
宿に来る前に調達したお酒とおつまみで・・。なんだかんだで25時すぎには寝ましたかね。美と健康の宿で夜更かし・・
朝食
朝は4時代に早起きしてしまいました。5時ごろからお風呂入ったり、ラウンジでコーヒー飲んだり活動していたらお腹すいた!朝8時にけやき食堂に向かいます。
朝は中庭に面したカウンター席に座ってみました。
まずは、ローストビーフ
朝から贅沢だー♪塩気はほぼないので、ドレッシングをかけたりしました。
スムージー美味しかった♪
サラダ野菜も豊富です。
スープは、ブイヨンスープ、ミネストローネ、シーフードチャウダー
カボチャのフォンデュとJapanXウィンナー
スクランブルエッグ デフォルトはフレンチトーストがのっかる仕様です。
いろんな種類のパン。ローストビーフをお代わりしてサンドを作っていただいたりしました♪
ヨーグルトとトッピングのフルーツ。蔵王山麓バター、クリームチーズ
見本がセットされていました。
デトックスウォーター トクホのお茶や炭酸水
総じて味付けも優しく、健康になれる気がする朝食でした。ごちそうさまでした!
感想・その他
ゆと森倶楽部さんの口コミなどを見ていると、説明が少なく戸惑うお声を見かけます。私も勝手がわからない部分が多かったです。朝のヨガの案内とかどこにあったのだろう。(私は参加するつもりなかったのでそこは構わないのですが)
オールインクルーシブだからこそ、体験しそびれ食べそびれたらもったいないと思ってしまうのですが、スタッフさん少ないみたいだし、忙しそうで・・恥ずかしがらずに質問すればいいのですけど・・(;'∀')
なので結論もう1回行きたい!2回目はさらに楽しそう。
公共交通だと不便だったりもろもろ差し引いても、お料理が美味しい、落ち着いた大人しかほぼいないのんびりした空気感、清々しい渓流露天風呂が良かったので、ぜひ再訪したいです。
今回GOTOトラベル利用で、37400円ほどの宿泊費が23000円くらいでした。
元価格だとハイクラスなお値段ですね。厳冬期はお値段が下がるようなので、機会をみてまた伺いたいです。
チェックアウトは11時なのですが、タクシーの台数の都合で10時すぎにはチェックアウトしました。遠刈田温泉バス停近くの神社の紅葉がきれいでした。
ランチは以前にも訪問した「たんや善次郎」さんで♪平日のお得なサービスランチ狙いでした。時期も時期なので、ランチ後は地域共通クーポンでお買い物をさっとして、観光もせず東京へ帰りました。
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同じ系列の「ゆづくしsalon 一の坊」に宿泊したときの記録はこちらです。