旅路ノート

歴史と温泉宿が好きな女性会社員の旅日記

いわき湯本温泉 古滝屋 にひとり泊(2021年)

いわき湯本温泉に1泊してきました。いわき湯本の温泉街は特急停車駅から徒歩圏内。午前中に用事を済ませてから向かっても、15時頃にはチェックインできそうです。そして、豊富な湯量ゆえ源泉掛け流しの宿が多く、全体的に比較的リーズナブルな価格帯。そして混雑感の少ない静かな環境が良いんですよね。

今回も感染対策しつつ、出かけてきました。

 

ちなみに、令和3年9月末までの期間限定ですが、JRのえきねっとのお先にトクだ値スペシャル利用で特急ひたちが半額で利用できます。適用される列車は限定的ではありますが、予定を早めに立てられる方は要確認です!

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私も行きの切符は上野~原ノ町で設定されていたトク50(半額)切符を利用しました。手前で降りるのはokなのです。そのほうが上野~湯本のトク35より安かったので。


お世話になった宿は、いわき湯本温泉 元禄彩雅宿 古滝屋いう地域の中ではやや大きめな老舗旅館です。
多彩なお風呂は源泉掛け流しで、女性宿泊客のみ利用可能な天空露天風呂もあります。
洋室ツインに平日ひとり泊2食付(夕食グレートアッププラン)で15000円弱なら予算内だし、リノベしたばかりのラウンジなども興味深く選んだお宿です。

ちなみにシングルルームあり、ひとり泊難易度はそこまで高くありません。

 

古滝屋へのアクセス

13時上野発仙台行きの特急ひたちに乗車。梅雨の最中にぽっかり晴れたこの日。温泉旅は2ヵ月ぶりだー。
土浦駅付近では、左に筑波山日立駅以北では右に太平洋を臨むことができました。

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湯本駅についたのは15時を少し回ったところです。

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前回いわき湯本温泉を訪れたのは、2019年の秋、台風19号の通過直後でした。そのときも街はとても静かでしたが今回も(良い意味で)賑やかな感じではありませんでした。

 

古滝屋さんまでは湯本駅からゆっくり歩いても徒歩10分弱ほど。

 

 

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温泉街の中心地に位置しています。写真中央の背の高い建物が古滝屋さんです。送迎サービスや路線バスはありません。宿の隣にローソンがあり、とても便利です。

 


お部屋

 

消毒と検温をして、1Fのフロントにてチェックインします。

食事の時間や館内の利用方法など説明を受けます。夕食時の飲み物をこの時に尋ねられました。夕食時は混んでしまうかもしれないからということです。パッと見で、福島は会津の酒造の「栄川」を注文しました。

 


今回予約していた部屋はツインの洋室のお部屋です。

6階までエレベーターで上がりいざ入室。

 

黄色を基調としたお部屋はリノベーションされており、綺麗です。 

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逆アングルです。

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どぎつい黄色ではなく、モダンなからし色といった感じかな?明るい印象でいいですね。


部屋はとてもきれいに清掃されていまして、

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こうしておしゃれな棚に、飾りがレイアウトされてたりするのですが、ほこりが全くなくてきれいでした(*'▽')

 

 

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お茶セット

 

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ティファールの 湯沸かしポッド

 

 

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お着き菓子の温泉まんじゅうは地元の和菓子やさん、「しら石」さんのおまんじゅうでした 。前回泊まったいわき湯本の「湯の宿 美笹」さんでもお着き菓子はこちらだったので地元ではご用達なのかもしれませんね 。

 

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冷蔵庫は空。あまり冷気がないように感じましたが、かろうじて保冷できるぐらいかなーと言う感じで、キンキンに冷やせるほどのパワーはなかったです。

 

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エアコンの効きは調整可能で、ばっちりでした。

 

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テレ BS は映りませんがソニーの壁掛けテレビです。

 

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空気清浄機はシャープ


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枕元にコンセントあり便利でした。

 

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枕は高めのフワフワぎっしり系で私には合ってました♪

ベッドはそんなに広くはありませんが、へたれてなくて、ぐっすり寝られました。

テレビを観るにもベッドでごろごろしながらくつろげました。

 

 

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浴衣は男女同じ柄だったと思います。お風呂へはタオルは自分で持っていきます。

 

 

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クローゼットはありませんが、エアコンの風が当たる位置に、ハンガー掛けがあり、衣類やタオルなどをかけられました。室内にパナソニックのドライヤーや、リセッシュもあり。

 

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ユニットバスは昔の名残がありますね。おそらくこの箇所は改装前とあまり変わっていないのではないでしょうか。浴室に入るためには30センチほどある高い段差をまたがなくてはいけません。足や膝に不安のある方は別のお部屋のほうがよいかもしれないです。ただ、便座のヒーターが効きがよくて、常にすごい温かかったのは心まであったまって?良かったです・笑

 

その他として、眺望は良くなかった! 目の前が古い隣のビルです。日が落ちてからはビルの窓から妖しげに青白い光が漏れていました。。即刻カーテンしたしw

Wi-Fiは良好でした。

すぐ近くのお部屋の扉を閉める音がすごい響いてビックリ。自分が出入りするときもそーっと閉めました。

 

古滝屋さんは大規模な旅館なので、ほんと部屋の種類が多いです。プランにもよりますが、ひとり泊でも和室~シングル~ツイン~和洋室と泊まれる部屋の選択肢が多いので、予算と好みに合わせて選べます。

 

お風呂

古滝屋さんのすごいところはマンモス旅館で大浴場がいくつもあるのに、源泉かけ流しだというところです。(有料の貸切風呂のみ沸かし湯)

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ざっくり言うと、

4階千年の湯 男女交代制 女が先

5階大黒の湯およびつながった6階の露天風呂 男女交代制 男が先

9階天女の湯 女性のみ利用可能

9階 予約制有料貸切風呂

となっています。

まずは大浴場。

女性の場合、宿泊当日は24時まで4階の千年の湯が利用可能ですので、チェックイン後早速こちらに行ってみました 。(撮影禁止のため浴室の画像は楽天トラベルから借りました)

 

昭和を感じる浴室内。あつ湯とぬる湯のふたつの浴槽があります。

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手前があつ湯。奥がぬる湯です。

 

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まずはあつ湯の方に行ってみました。適温より少し熱めで好みの温度です。お湯につかってしばらくすると、肌がつるつるすべすべとしてきました。プチプラ化粧水をふんだんにボディ使いした時のあの感じに似てる! 

源泉投入口からお湯が絶え間なく、多くはないながらもかけ流されており、端のほうからお湯があふれていました。

 

泉質は含硫黄ーナトリウムー塩化物ー硫酸塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)。硫黄泉、塩化物泉、硫酸塩泉の3つの泉質が混ざっているのは珍しいんだそうです。 

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ぬる湯の方ですがこちらも投入口から 源泉が掛け流しされていました。ただ温度調整のためか投入量はあつ湯より少なめに思われました。 

夕方の地元のおばあちゃんたちが複数いらしており、こないだは熱かったけど今日はぬるいなどと言っていましたので、常連さんなのだろうと思います。日帰り入浴も20時までやっているので、時間によっては混雑してしまうのだろうと思います。

カランは 13~14か所と多数あり、双葉化学のラコンヌというボディソープ、シャンプー、リンスが備え付けられていました。クレンジングオイルや洗顔フォームなどは浴室内には完備されていないので注意です。(クレンジングは脱衣所にありました)。

夜8時台に行ってみましたら、まあこの時間帯もかなり混雑していました。ちょうど雄叫び系男の子のKIDSと一緒になってしまい・・まぁ大人の隠れ家宿ではないと承知しているので、文句は言えませんが。。

 

9階にある宿泊女性専用の露天風呂「天女の湯」も利用してきました。

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こちらのガラス戸から外へ出ます。

 

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時間は15時から24時及び朝5時から5時まで。こちらは全部宿泊している女性のみが利用できます。

 

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天女の湯浴みの脱衣所には、パワフルなドライヤー、オールインワンジェルなどのコスメが備え付けられていました 。

 

 

地上40mの高さに位置していて、屋根はありません。

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もうめちゃくちゃオープンエア。空が広がっています。

 

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浴槽は三つあります、が、最奥の大きな浴槽はかなりぬるい、右の浴槽(ジャグジーバス)はかなり熱い 、唯一左の浴槽(シルキーバス)だけが普通の温度でしたw

 

景色がとても良く、湯本の市街地を眺めると、市街地いくつもの小さな丘?山?が同居している街並みなのだと分かりました。

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同じ高さからの目線です。

 

洗い場はないため シャンプーなどは出来ません。なので、フロントでも「大浴場を使ってからご利用ください」と案内されました。 シャワーブースがあるのであがり湯はすることができます 。私は夕方だけの利用にしてしまいましたが、天気が良ければ星空が見えるのだろうと思います。

 

朝は大黒の湯へ。

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左があつ湯、窓側がぬる湯なのですが、あつ湯はかーなり熱い!高温源泉注意と記載あり。ぬる湯も決してぬるくはなく、ちょうど適温でした。よかった・・ぬる湯の浴槽内窓に向いて座れる高さの段差があり、ぼーっと長湯できました。

 

カランは5つくらいあったと思います。広い浴槽を朝8時代ずっと独占できたのはラッキーでした。


こちらの大黒の湯から階段をあがると、露天風呂「福の湯」になります。

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ほどよい適温でした。屋根がありますので、雨が気になることもなく快適です。露天風呂にもカランも3つ程ありました。あぁ肌がすべすべだー!いい泉質ですねぇ。

 


夕食

夕食の時間は18時と18時30分から選択することができ、予約時に希望時間を入力しておきました。私は18時から8階の会場でした。


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通された席は広々とした会場の奥の席でした。

 

私の席はこんな感じ。

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大きなテーブルで広々使えるのがよかったです。

 

 

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着席した目線。衝立で仕切られており、他人の視線が気にならないようなレイアウトになっています。

  

この会場ではご夫婦がひと組、お一人様様が4組でセットされているようでした。
BGM はオルゴールのポピュラーミュージック。浴衣の方も、私服の方も両方いらっしゃいました。

お品書きは6月らしくアジサイのイラスト付き。f:id:rekishipen:20210702215344j:plain

今回はグレードアッププランの「雅膳」での予約です。

スタンダードプランの「彩膳」より2000円ほどお高いプランになります。

 

ドリンクメニューがこちら。

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生ビール(キリン)グラス748円、日本酒(グラス)528円などなど

サワーやカクテル、ワイン、梅酒、日本酒、焼酎、ウィスキー、ノンアルコールビール、ソフトドリンク 一人でも頼みやすい単位の用意があります。

 

チェックインのときに、これと同じドリンクメニューを提示されており、すでに会津のお酒「栄川」を注文してありました。なので、着席後すぐに持って来てくれました。(お酒の写真は撮り忘れ。冷酒でいただけました。)

 

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食前酒は梅檸檬酒 酸味が爽やかで好きでした。

 

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先付けは鰹のなめろう  蛇腹きゅうり 酢取りみょうが

なめろうはねっとりしたペースト状になっています。涼し気な器がいいですね。

 

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冷やし茶碗蒸し 冬瓜 貝柱 オクラ

冷たい茶わん蒸しの中には大きくカットされた冬瓜が入っていました。珍しい取り合わせですよね。薄味であっさりしています。

 

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お造里は五点盛り カンパチ、マグロ、とり貝、サーモン、ボタンエビ

大きなボタンエビがとても甘くてねっとりしていて美味しかった~。一切れ一切れが大きくて食べ応えがありました。

 

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とり貝の食感が良かったです。

 

ちなみに卓上に冷水のポッドがあり、お冷やを何回も頼まなくてよくてラクでした。お酒と一緒にお水を飲みたいので。

 

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酢の物は生たこのカルパッチョ 紫玉ねぎ かいわれ 檸檬 セルフィーユ

こちらは洋風。たこも柔らかく、ドレッシングもハーブが香り、レモンも爽やかでとても美味しかったです。これ好き(*'▽')!!

 

 

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麓山(はやま)高原豚しゃぶしゃぶ ごまポン酢 ねぎ 水菜 えのき 葛切り

麓山高原豚とは、福島県の銘柄豚です。

お鍋の火は着席してすぐ着火でした。前半冷製のものが多かったのでそろそろ熱々のものがいただきたくなるころに、、

 

煮えました。

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おぉ~お肉が美味しー!豚しゃぶだとお肉の味がダイレクトに分かりますよね。臭みもなし、アクも少ない豚肉ですね。ごまポン酢って、ごまだれとポン酢の美味しいとこどりで良いです~。

 

 

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トマトグラタン 牡蠣 しめじ
こちらは出来立てを持ってきてくれます。

まるごとトマトの中にチーズと牡蠣としめじが入っています。トマトととろけるチーズときのこなら自分でも作れるけど、牡蠣という発想はなかった。家庭料理風の味わいでこれはこれでいいですね。

 

さて、食事が早いペースでどんどん出てくる。。「ステーキを焼くのに10分ほどかかりますが、用意してよろしいですか?」と尋ねてくれるのですが、さすがに10分かかるにしても、1回目は待ってもらいました。。

そんなに時をおかずして2回目に聞かれたときにはお願いしました。てか2回も待ってもらうのは気まずいしw

 

 

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福島牛サーロインステーキ こちらはグレードアッププランの「雅膳」のみのメニューです。

 

焼き具合が程よく、ほんの少々筋っぽいところもありましたが 美味しく焼けていました。脂身がすくないのもアラフォー的には良くて、完食でした。

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付け合わせのエリンギ・ズッキーニ・かぼちゃも美味しかったです。

ステーキ用のソースが甘めだったので、半分くらいはお刺身についてた山葵と醤油でいただきました。

 

 

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〆は鰻ご飯 錦糸卵 刻み海苔 

おぉ・・実はわたし、うなぎは苦手なのです・・が。

いただいてみるとどうでしょう。脂の乗った身に香ばしい皮と甘辛いたれが絡み合ってなんて美味しいの・・!むしろ今日イチきたー!うなぎってこんなに美味しいんだぁ・・鰻の美味しさを教えてくれてありがとうございます!

 

 

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香の物 すまし汁 ジュンサイ 三葉

すまし汁はジュンサイ三つ葉が香るあっさり系。白ご飯ではなく鰻ご飯だし、汁物にはあんまり塩気がないのがちょうどいいですね。

 

 

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デザートはロールケーキ2ケ ホイップクリームとキウイ添え

ロールケーキはおそらく仕入れたものかな?たまにスーパーで自分で買ってくるやつと同じ味でしたねw  温かいほうじ茶と一緒にいただきました。ごちそうさまでした!

 

今回はグレードアッププランの「雅膳」でしたが、スタンダードなプラン「彩膳」との違いといえば、5点盛りのお刺身がつくことと、牛ステーキがつくことのようですね。 プラス2000円でついてくるとすれば、コスパが良いように思いました。

私はそこまで大食いではありませんが、ほぼ完食しましたので、普通~少したくさん食べる方であれば「雅膳」の方がいいのかもしれません。

夕食全体の感想は、鰻ごはんが激うま、カルパッチョが好きだった、豚しゃぶ、ステーキが満足感高かった、といった感じですね。もうすこし前菜系が光ればもっといいのかもしれませんが、お値段から考えたら満足です。

 

提供もサクサクと早く、1時間ちょっとの食事時間。給仕のスタッフの方は若い方とベテラン世代の方でしたが、このご時世で説明などは最小限にとどめていたようです。

決して感じ悪いということはなく、リスクを減らしながら温泉を楽しむという点ではこちらがあるぐらいで良いのかもしれません。

 

朝食

時間帯は7時以降30分刻みで8時30分まで。チェックインの時に決めます。

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場所は2階の会場でした。一人客もグループ客も一堂に会します。BGMは女性ボーカルの洋楽カバーが流れていました。

案内された席はこんな感じ。

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会場の奥のほうの、二人掛けのテーブル席でした。

端のほうではありましたが、大所帯(親族一同みたいな?)のグループの近くで、けっこう大きな声でお話していたので、ちょっとそわそわしましたねw

 

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こちらが全容です。おおーすごーーい籠盛りで華やかです。品数多い!

 

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いか刺しにとびっこ 甘くて美味しいいか刺しです。

 

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しらすおろしがたっぷりでうれしい。何気にこれでしらすおろしにはまって、旅行後しばらく家でしらすおろしブームだったw

 

 

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松前漬けはかずのこ入ってるのがいいね。ご飯が進みます!

 

 

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サラダにはサラミが。ビアサラミ系大好きw

 

 

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お豆腐は生姜と茗荷の薬味と一緒に

 

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鶏肉と野菜のマリネ 味付けが上手ですね。夕食のカルパッチョも美味しかったけど酢の物系が美味しいです。

 

 

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煮物と

 

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お味噌汁はやや塩分高めかな? 

 

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焼き鮭はしっとりしてて◎でした。甘めの玉子焼きも。

 

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古滝屋さんでいただけるご飯は、いわき産コシヒカリの「Iwaki Laiki -いわきライキ-」だそう。(フロント前でも販売していた)「Laiki」とは、「神聖な食べ物である米」を意味するハワイ語なんですって。甘味がほのかにあり、小粒で美味しかったです。炊き方も上手でしたし。男性のお客さんはみんなおかわりしていたみたい。

 

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お茶、コーヒー等はセルフサービスにて。コーヒーは持ちかえり用のカップもありました。部屋でもいただけていいサービスですね。

 

朝食は美味しい白ごはんにあうおかずが豊富で、充実しているなーと感じました。会場食なので、空いている時間帯ならもうすこしゆったり食べられたかなーと思いますが、それはタイミング次第ですね。

夜はぐっすり寝て、朝からいっぱい食べてフル充電されました!ごちそうさまでした!

 

館内の様子

大型旅館なので、館内にさまざまな施設があります。かいつまんで紹介しますね。

まずはラウンジです。

古滝屋さんの1階ラウンジは昨年リニューアルされ、本を読んだり、ドリンクがいただけたりすることができるお洒落なパブリックスペースになったようです。

 

こんな感じの雰囲気です。

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宿泊当日の夕方、ラウンジに行ってみると、地域の催しもの?をやっており、宿泊客が利用できる雰囲気ではありませんでした。フリードリンクの用意もなさそうでしたし。(そのときはコーヒー100円とかで提供している様子がありました)

 

気を取り直して夜8時ごろ行ってみると、また催しをやっていましたw 地域のコミュニティスペースを兼ねているので、滞在中宿泊客が利用できるかどうかはイベントの予定次第なのでしょうか・・今回は悉くタイミングが悪かった(-_-)

 

そう、古滝屋さんはまちの活性化のリーダー的存在のようで、地域のイベントやワークショップなどのフライヤー?が随所に掲示されていましたね。


さて翌日、ようやくチェックアウト前の時間帯に、ラウンジを利用できる機会がありました。しばしの間コーヒーをいただけました。

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コーヒーのほかに、麦茶、オレンジジュース、グレープフルーツ&リンゴ酢などが用意されていました。なかなか頑張っているサービスですよね。

 

 

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明るい空間で、本もさまざまなジャンルがありました。

 

 

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 その他の施設です。

今年オープンしたという「原子力災害考証館」

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お部屋の中に、原発事故後の浪江町のパノラマ写真や、事故当時の新聞の一面などが展示されていました。

 

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6階に無料で利用できるマッサージチェアのある「癒し処」がありました。

 

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同じく6階の湯上り処には、無料で利用できる足裏マッサージ機もありました。短時間でもなかなか足裏の血行がよくなりましたw

 

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同じく湯上り処にはコカ・コーラ社の自動販売機あり。コーラ500mlペットボトル160円など

 

おすすめなのがいわき市にある「木村ミルクプラント」さんの自動販売

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こちらも6階の湯上り処にあります。

 

 

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パスチャライズ牛乳 150円。 以下木村ミルクプラントHP引用です

「木村牛乳の最大の特徴は、殺菌方法。当社ではパスチャライザーと言う特殊な釜を用い、牛乳にやさしい温度(85℃で15分間)でゆっくり殺菌。これがパスチャライズ製法。手間をかけ真心をこめ、牛乳本来のコクと風味と味わいを保っています。また、栄養分もそのままに、おいしい牛乳に仕上げました」

 

そんなこだわりの牛乳がお風呂上りに飲めちゃうなんて。試したーい!

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というわけで湯上りにお部屋でいただいてみました。飲んだ瞬間はすっきりしているのに、後味でコクを感じる美味しい牛乳でした♪ コーヒー牛乳や飲むヨーグルトもあったので、ぜひお試しを?!

 

感想・その他

今回は平日のひとり泊二食付夕食はグレートアッププラン、ツインの洋室利用で15000円弱でした。お酒代入湯税別。値段のわりには食事も温泉も充実していたかなと思います。

接客は必要最低限にとどめているといったところ。そこまでドライでもないし、おもてなし感がすごくあるわけでもないし。コロナ禍でさくっと泊まる一人旅だから問題なしです。若いスタッフさんのほうが、頑張っていて感じが良かったです。


ひとり客からファミリーまで客層もいろいろでした。賑やかなちびっことのご一緒率は高めかもしれません。シングルルーム以外の部屋も一人でも泊まれますし、気軽に利用できる安定感のあるお宿といった具合でしょうか。プランの選択肢も多いので、シチュエーションに応じて利用したい宿ですね。

 

いわき湯本温泉 元禄彩雅宿 古滝屋

福島県 いわき湯本温泉 古滝屋【公式】

 

いわき市石炭・化石館 ほるるへ行く

いわき市石炭・化石館「ほるる」はいわき市の炭鉱の歴史と、市内で発掘された化石や、世界の化石を展示している博物館です。じっさいは恐竜とか化石とかそこまで興味があるわけではなかったのですが、つぎの上り電車への接続を考えると、見学を行程に入れた方が、都合がよくて。最初はそんな動機でしたが、行ってみたら結構面白かった!のです。

チェックアウト後、宿から歩いて行ってみました。

 

 

 

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10分ほどで、ほるるに到着。入場料は大人660円。玄関前に無料(100円返却式)のコインロッカーがあり便利でした。(館内の撮影は個人利用のみOKのようですので、掲載はやめておきますね)

いわき市の約8500万年前の地層から、1968年に鈴木直さんという高校生がクビナガリュウの化石を見つけ、それが新種とわかり「フタバサウルス・スズキイ」という学名になったそうです。そうしたエピソードをふまえ、順路の前半では太古時代をテーマに化石の全身骨格復元展示を見ることができます。

特に私がツボだったのは、霊長類最大の「エレモテリウム(オオナマケモノ)」の全身化石!(複製)ヒトやサルと同じ霊長類で体長4mもあるんですよ!?人類が進出して、滅ぼされたらしいです。もうその化石にくぎ付けになってしまい、帰りの電車でずっとオオナマケモノのこと検索してましたw

 

順路の後半は常磐炭田の繁栄の今昔を知ることができる展示です。「地下600mへ降りていく」疑似体験ができるエレベーターが秀逸。模擬坑道を進むにつれ常磐炭田の125年の歴史を知ることができる構成になっています。

いわきで炭鉱といえば、映画「フラガール」。まどか先生(松雪さん)をさりげなく支える炭鉱男のトヨエツさんが素敵ですよねぇ。ふたりの関係性の感じが好きなんですよ。。あ、すみません。横道にそれました。原始的な採掘の「狸堀り」から、機械化していく過程も良く分かりました。

石炭は、中国では宋の時代には広く燃料として使われ、中華料理は石炭の強力な火力によって確立されたとも言われているそうです。石炭がなければ青椒肉絲も麻婆豆腐もなかったのかな?!

 

順路の最後のコーナーでは、いわき湯本温泉の歴史を知ることができます。温泉街の旅館への配湯状況の地図などもあり、興味深かったです。売店では地域のお酒やお土産品も販売。「いわきゴールド椎茸焼酎」買っておけばよかったな~。

 

小名浜「アクア・サルーテ」でペスカトーレの昼食

さてこのあとは、福島県下最大の港、小名浜港方面へ行ってみたいと思います。前もってチェックしていた、イタリアンのお店が目的地。そちらで昼食にしようと思います。

 

ほるるを見学したあと、徒歩で湯本駅へ。10:54発の上り電車(水戸方面)に乗車し隣の泉駅で下車します。

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泉駅前から11時10分発のイオンモール小名浜直行の路線バスに乗りかえます。

約20分ほどの乗車でイオンモール小名浜の建物の北側のバス停に停車しました。

 

イオンモール館内の無料コインロッカーに大きな荷物を預け、「アクア・サルーテ」へ向かいます。 

 

 

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小名浜港につくとさっきまでかろうじて止んでいた雨がだいぶ降って来ました。そして半袖だとちょっと寒いなぁ。

 

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東日本大震災津波到達時の高さが青い表示板に示されていました。

 

 アクア・サルーテは「潮目の駅 小名浜美食ホテル」という静かなビルの2階にあります。ちなみに「ホテル」ではありません。

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入口にはテイクアウトできるメニュー

 

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グランドメニューの掲示があります。

 

建物の中に入り、階段をあがりますと

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2階に「アクア・サルーテ」があります。

土曜日の11時30分ごろですが、店内に入ってみると先客はいませんでした。

一人ですと告げると、お好きな席へとのことで、窓側のカウンター席へ。

 

あらためて、メニューを見てみます。

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パスタはトマト系・オイル系・クリーム系、ピザが5種類。1000円代からですね。

アルコールは生ビール600円 グラスビール400円 グラスワイン赤・白600円など

 

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グランドメニューのほかに 本日のミニ前菜・肉・魚料理、 ドルチェ。それから数量限定パスタもあるようですね。

では、パスタと本日の前菜と白ワインにしよう。

 

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本日の前菜 赤えびとローズマリーのアランチーノ です。アランチーノという料理がよくわからずに頼んでみましたw

 

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白ワインもきましたー。

 

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アランチーノとは、日本でいうところのライスコロッケでした! 衣は熱々サクサクで中のライスと海老がしっとり、バジルソースと合わせてめっちゃ美味しかったです。

 

続いてパスタも来ました

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ペスカトーレです。磯の香りの正体は青海苔ですね。めちゃくちゃ具沢山で、熱々!!

 

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通常のペスカトーレの魚介の2倍はあるのではないかというほど、とにかくシーフードがてんこ盛り。あさり、海老、いか、ムール貝白身魚・・ソースとオイルにも魚介の旨みがたっぷりで美味しかったです。ほんとにボリュームありました・・

 

熱々をふーふー言いながら、食べるのにも時間がかかり、気づけば顔から首から滝のように汗が。代謝悪くて普段汗がかけない体質なのに、温泉で代謝あがったのかも?

って涼しい日だったので、店内の冷房がそんなに効いてなかったのもあるw

 

お会計は3000円弱でした。店内終始も空いてまして、わたしが退席するころ二組ぐらい入ってましたが、土曜日のランチどきだったのに静かに食事できました。近くの「ららみゅう」の食事処もいいですが、こちら、穴場じゃないかな?と思います。

ごちそうさまでした!また来たいです。

 

その後はイオンモール小名浜へ。地域の特産品コーナーでお土産を購入。

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 「長久保のしそ巻き」です。ひと箱550円でした。

 

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 ポリポリっとした大根にしそが巻かれているお漬物です。ピリ辛で美味しいです。

 

その後は、14時18分イオンモール発の泉駅行きバスに乗車。特急列車の時間調整のため、途中の「泉ショッピングセンターバス停」で下車して、コメダ珈琲でひといきつき、徒歩で泉駅へ。

15:29発の特急ひたちで東京へ戻ったのでした。

 

余談ですが、この日、ほるる⇒イオンモール小名浜コメダ珈琲⇒泉駅とずーっと同じ行程のひとり旅っぽい方がいらっしゃいましたw なのでたぶんこのルートは正解なんだと思いますw

 

同じくいわき湯本温泉に泊まったときの記録もあります。

tabijinote.hatenablog.com

 お料理がとっても美味しい美笹さんにもまた泊まりたいな~。

 

★感染対策をして一人旅しています★

移動中は不織布マスクを正しく着け、上からファッションマスクを重ねています。くしゃみも我慢してます。ひとりなので基本誰とも話しません。宿でも飲食中と入浴中以外はマスクをしています。アルコールスプレーを持ち歩き、ドアノブやつり革などにやむをえず触れた場合は消毒または手洗いしています。 

 

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