中山平温泉 旅館 三之亟湯にひとり泊(2022年)
2022年5月下旬、陸羽東線温泉ひとり旅企画の2日目に、鳴子・中山平温泉 旅館 三之亟湯(さんのじょうゆ)さんに宿泊してきました。
全9室の家庭的なお宿で、リーズナブルな価格帯、源泉かけ流しの温泉、地元の食材やお米を使ったお料理がお部屋でいただける、休前日もひとり泊可能といううれしい要素満載のお宿です。
今回はそのときの宿泊と前後に立ち寄ったところの記録になります。
ちなみにその前日は、山形県最上町の瀬見温泉の「旅館ほてい屋」さんに宿泊しました。そのときの記事もあります。
ほてい屋さんをチェックアウト後、瀬見温泉駅から陸羽東線に乗車し、鳴子温泉駅で下車します。今日宿泊する三之亟湯さんのチェックイン時刻は14時からなので、先に鳴子温泉で立ち寄り入浴とランチ、宿のある中山平温泉でもうひとつ立ち寄り入浴をを楽しんでからチェックインしようという行程です。
- 鳴子温泉共同浴場「滝の湯」、鳴子温泉駅前の「まるゆ」でナポリタン
- 中山平温泉「しんとろの湯」
- 旅館 三之亟湯へのアクセス・チェックイン
- お部屋
- 温泉
- 夕食
- 朝食
- 感想・その他
- 炭焼き牛タン徳茂 一番町店でランチ
- 仙台駅エスパル「郷土料理 みやぎ乃」で一杯
鳴子温泉共同浴場「滝の湯」、鳴子温泉駅前の「まるゆ」でナポリタン
午前11時ごろ、鳴子温泉駅に到着。徒歩で共同浴場「滝の湯」へ。
撮影厳禁なので、写真はありませんが。ほんのり青みがかった乳白色のお湯、雰囲気の良い木の浴室がとても素晴らしかったです。混み合うかと思いきや独り占めできる時間もあり、タイミングが良かったです。入浴料は200円でした。
その後駅前のまるゆさんでランチにしました。
数あるメニューに迷いましたが、ナポリタンにしました。甘めのソースがたっぷりからんで美味しかったです♪
アイスコーヒーは+400円なのですが、温泉入ったばっかりなので、コールド一択でしたね。
ポテトサラダとお味噌汁もついていて、とってもボリューミー。お会計は1250円でした。昔ながらのローカル喫茶風ではなく、いまどきのカフェっぽい店内で、ひとりでも居心地が良かったです。ごちそうさまでした!
中山平温泉「しんとろの湯」
続いて13時ごろの陸羽東線で、ひとつ隣の中山平温泉駅へ移動します。
駅から徒歩で13分ほどの、温泉施設「しんとろの湯」へ来ました。
人気の温泉のようで、男性は入場制限がかかっていたほど。
こちらのお湯はちょっと衝撃的なほどとろっとろでぬるっぬる! 洗い流したくなるほどの浴感は初めてで驚きでした。これが鳴子温泉郷のなかでもマニアが目指すという中山平温泉ですか。。
源泉は裏手から木の樋を伝って冷まされ浴槽に注がれているのですが、けっこう熱めで、長湯できる系ではないと思われ、ゆえに回転は良さそうでしたが、けっこう混んでいました。土曜日でしたし、人気があるのでしょうね。
さて、そうこうしているうちに、14時になりそうなので、しんとろの湯を出て、宿へ向かいます。
旅館 三之亟湯へのアクセス・チェックイン
さてここからが本題の、旅館三之亟湯さんのお話です。
先頭車両の運転手さん(か車掌さん)に切符を渡すか運賃箱に運賃を入れて下車します。ワンマン電車に乗り慣れていないと、ちょっとドキドキしますよね。進行方向前方の車両にいるほうが、慌てません。
駅の待合室は、木のテーブルやベンチが配され、花が飾られており、地元の方がきれいに管理してくれています。
駅前のロータリーです。
「中山平温泉駅の大桜」大正6年の中山平温泉駅開業の記念で植えられたそうです。桜の時期はのどかな駅舎と桜が絵になるのでしょうね。
ロータリーにあった案内板。中山平温泉は、温泉街にお宿や施設が集まっているというよりは、あちこちに点在している温泉地のようです。
こちらは宿に備え付けてあったパンフレットですが、各施設が異なる源泉を持っていて管理されていることが分かります。それって結構すごくないですか・・!
駅そのものには自販機等はありませんが、駅前の商店に自動販売機がありました。お店のシャッターはしまっていますが・・
ホーム越しに今日の宿、旅館三之亟湯さんが見えます。(写真中央)
電車の車内からも、建物がよく見えるほどの近さです。
宿へは徒歩5分ほどです。駅の出口が宿の反対側にひとつのため、迂回する形となるからです。
駅前付近の商店は営業しているのか、ちょっと不明でした・・必要なものは事前購入が良いかもしれません。
踏切を渡り、やがて、左手に駐車場が見えてきました。
到着しました。
鳴子温泉郷のお宿にそれぞれあるという泉質の表示。
重曹泉とは、炭酸水素塩泉(ナトリウム-炭酸水素塩泉)のことで、クレンジング効果(角質除去)の効果が期待できる美人の湯と言われていますよね。楽しみです♪
フロントで、美人な若女将さんがチェックイン手続きをしてくれます。チェックインは14時から可能なのがうれしいです。
中山平温泉のキャラクター「ゆころん」グッズも販売しています。
正面突き当りがお手洗い(男女別)、突き当りを右へ行くと内湯があります。お部屋へは右手の階段で2階へ。朝食会場となる宴会場が写真左側にあります。
お部屋
今日予約していたお部屋は【和室7.5畳】。お部屋は2階です。
明るく、壁紙や畳もきれいで、お掃除も行き届いた快適なお部屋です。
逆アングルです。ひとりで泊まるには充分すぎるほど広く感じます。
今回は「もみじ」という移動に便利かつ、線路の見えるお部屋でした。
テレビは地上デジタルのみ。金庫ありや消毒液、マッサージ器具があります。
WIFIはサクサクで快適でした。
お着き菓子は景勝地鳴子峡の描かれたゴーフレット。お茶セットに、お湯の入ったポッド。
バスタオル、フェイスタオル、浴衣、歯ブラシなど基本的なアメニティ完備。
エアコンの効きもバッチリでした。
お部屋からは中山平温泉駅に停車する電車をみることができました。終電を過ぎても、駅には明かりがついているものなのですね。あったかさを感じました。
お部屋には、洗面台・お手洗い・冷蔵庫はありませんが、共用のものが清潔に管理されていました。
洗面台と冷蔵庫&冷凍庫は2階に共用のものがあります。
お手洗いは1階に男女別のものがあり、女性用については洋式ウォシュレット×2ブースありました。いつもきれいで快適でした。
2階には男女別ではないお手洗いもあります。(こちらは利用する機会はありませんでした)
浴室前にアルコールとソフトドリンクの自動販売機があります。
クリアアサヒ、チューハイ210円、アサヒスーパードライ310円、その他ソフトドリンク等。近隣にはあまり商店がなさそうですが、宿の中でもドリンクが買えていいですね。
わたしも自販機で購入して一杯・・夕方の温泉後のビールタイムが一番好きですね~。
温泉
温泉は1階に男女別の内湯がひとつずつ。男女交代はありません。24時間入浴可能です。
浴室付近は撮影禁止のため、公式サイトから写真をお借りしています。
自家源泉で宿のすぐそばの地下450mから汲み上げているという天然温泉かけ流し。加水、加温、消毒、循環なしのパーフェクトなお湯です。泉質は、ナトリウム炭酸水素塩泉: (旧泉質名 純重曹泉)、pH値は8.3、メタケイ酸:80.4 という美肌の湯です。
体を洗っていざ浴槽へ。温度は適温からやや熱めに感じました。先ほど入浴したしんとろのお湯ほどヌメヌメしすぎず、肌がするするのつるっつるに!さすが「美人の湯」♪
バスアメニティは、ボディソープ、リンスインシャンプーのほか、炭の石鹸、ピーリングジェル、クレンジングフォームなどがありました。また、洗い場は二つでした。
女性のお客さんが多い日で、なかなかお風呂でひとりにはなりませんでしたが、夕食直前の時間帯や朝食後の時間帯は、ひとりになれるときもありました。夜は外に灯りがついており、雰囲気も良かったです。するするつるつる感気持ちよすぎて、滞在中5回も入りました。
ちなみに、お部屋にドライヤーはありませんが、脱衣所に風力充分なドライヤーがありました。
夕食
夕食はお部屋でいただけます。
時間は18時からでした。
チェックイン時に、食事時間等の記載された用紙をもらえました。忘れっぽくても安心です。
ドリンクのメニューはお部屋のファイルに入っているので、ゆっくり選べます。
日本酒や、ビール、ノンアルコール等。
地ビールの「鳴子の風」は味の特徴がよくわかるメニューもあり。
次来たときは飲んでみたい!
ソフトドリンク、焼酎、自家製ブルーベリー酒、スパークリングワイン等。
鳴子温泉湯あがりサイダー。なかなかに種類豊富で、地元のオリジナルのものが多くて良いですね♪
さて、大女将がてきぱきとお膳をセットしてくれて、瞬く間に準備完了。テレビの見られる配置でゆったりくつろげます。
最初のセッティングはこのような感じです。夕食のプランは複数あり今回はメインが牛タンのプランにしてみました。
他にも
・大泉ポークのしゃぶしゃぶプラン
・しゃぶしゃぶ+牛タン
・しゃぶしゃぶ+ずわいがに
などのプランがあり、一人泊でも選択可能なのが素晴らしいですね♪
食前酒はブルーベリー酒。中山平で栽培し摘み取りしたブルーベリーを約4ヶ月かけて作った自家製のようです。甘さとほのかな酸味がいいですね。
公式ホームページから予約していたので、1本飲み物のサービスが。私は日本酒のお銚子1本をお願いしました。ジュースも選べます。
お品書きはないので、メモと記憶頼りで紹介します。
わらびのおひたし、ひめたけの味噌マヨ和え。旬の山菜が並びます。
お刺身はマグロ、白身、甘エビの3点盛り。
筍と白滝の煮物。お酒にも合います。
焼き立ての鮎の塩焼き。ふっくらしっとり。
こちらも焼き立てを持ってきてくださる小ふぐの唐揚げ。 身がプリっとしていてチキンみたいで美味しいです。
熱々の点心。かにしゅうまいと小籠包。点心大好き!テンション上がります。宿の夕食で点心って珍しいかも?でも大歓迎♪もっと食べられそう!
こちらが、今日のメイン、牛タンの陶板焼き。塩コショウで味付けしてあります。
焼き上がり、ちょっと火を入れすぎたかしら!?けど美味しい。お肉には甘いタレよりも、直球の塩胡椒味が大好きです!笑
きのこと豆腐のお吸い物。お出汁が美味しい・・
漬物は、きゅうり、青菜、大根
炊き加減バッチリのササニシキ。写真わかりづらいですが、ぴっかぴか。輝くお米に牛タンをのっけていただきました。はい、至福♪
お米はお宿の自慢ポイントにもなっているようです。
「大崎平野の農家から直接玄米で購入する「ササニシキ」を低温保存し、食べる分だけ精米。いつでも新米のような美味しいご飯を提供しております。」とのこと。
違わず、美味しいお米でしたよ!!
デザートはブルーベリーケーキでした。
ボリュームもほどよく、苦しくなりすぎないのが良いですね。出来立てをどんどん持ってきてくれ、提供のペースは早めです。18時40分ぐらいにはさくっと夕食終了で、その後の時間も温泉三昧できました。
そうそう、食後に1階へ降りて行き・・
アイスの販売コーナーへ。
ゆきむすびアイスをお部屋付けで購入し、2階の共用冷蔵庫の冷凍室で保管。夜、温泉に入ったあとにいただきました。
お米が入ったアイスとは?と不思議に思っていたのですが、お米の粒がクランチ的に入っていて、粒の食感が楽しかったです。ミルクの味もコクがあるのにしつこくなく、美味しいアイスでした。家の近くで売ってたら絶対まとめ買いするのに~。
ブルーベリーも試せば良かったなぁ。皆様も機会がありましたらぜひご賞味を♪
朝食
朝食は1階の広間で。7時40分ごろ、朝食の用意ができたとお部屋に声がかかります。他のお客さんと同時で食事となり、衝立などもありませんが、目の合いにくい配置(基本皆が同じ方向を向いている)ので、ひとりでもあまり気になりません。むしろ女性ひとり旅の方が私以外にもいらっしゃいました。
お膳形式です。品数も多いですね~。
湯豆腐や、温泉玉子、具沢山の味噌汁に、ブルーベリーヨーグルトなどなど♪
メインは脂ののった美味しい鮭でした。
そしてぴかぴかのご飯!
食後にはコーヒーのサービスまでありました。
ごちそうさまでした!
感想・その他
チェックアウトは10時。今回の会計はアイス代入湯税込みで12000円ほどでした。ひとり泊かつ土曜日泊なのに、ありがたいお値段です!会計には各種コード決済も対応しています。私も楽天ペイで支払いました。
温泉がすばらしいのはもちろん、家庭的な雰囲気でとてもくつろげる宿でした。また季節を変えて伺いたいです。お世話になりました♪
公式サイトからだと、ドリンクの特典がありました。↓
鳴子温泉郷/中山平温泉 旅館 三之亟湯 | 旅館 三之亟湯 (さんのじょうゆ) は天然温泉でゆっくり過ごせる家庭的なお宿です
炭焼き牛タン徳茂 一番町店でランチ
さて、中山平温泉から陸羽東線、新幹線を乗り継いで仙台駅へ移動してきました。
お昼ごはんは牛タンをいただきたいと思います。昨晩も牛タンでしたが・・笑
目指すお店は「炭焼き牛タン徳茂 一番町店」です。
仙台駅からだと、徒歩11分ほどの距離です。
えぇ歩きますとも、美味しいお肉のためなら、雨でも、荷物重くても。
着きました。こちら、テレビでサンドウィッチマンさんのおすすめの店と紹介されていたそうで、気になっていたのです。
土曜日の13時ごろ。予約はしていませんでしたが、待ち時間なくカウンター席に案内してもらうことができました。
注文したのは牛たん定食1人前(4枚8カット) 1,628円。
厚切りなのにやわらかく、塩加減もちょうどよくめちゃくちゃ美味しいぃ。
醤油、塩、こしょう、一味唐辛子、南蛮みそなど、味変アイテムが充実していました。牛タンは南蛮みそをつけても美味しかったですよ。
お酒のメニューに大好きなお酒、一ノ蔵の「ひめぜん」を発見!!
わたしが日本酒を好きになるきっかけをくれた個人的殿堂入りしているお気に入りのお酒です。きりっと冷えていて、やっぱり美味しい。
定食なので、スープと麦飯のセットです。スープにも牛タンが使用されていて、満足度高いランチでした♪
ほかにもゆでタンなど、気になるメニューがあったので、次回また訪れたいと思っています。
仙台駅エスパル「郷土料理 みやぎ乃」で一杯
新幹線の時間までまだ余裕があったので、エスパルの地下にある「郷土料理みやぎ乃」さんに寄りました。
宮城県の郷土料理や、県産食材を使用したメニューが充実していて、いつも前を通りかかると気になっていたお店です。
ジャンボねぎま2串 600円と、日本酒は「雪の松島」一合400円を注文しました。
食べ応えたっぷりのねぎまに、ちょっぴり辛口の日本酒を楽しんで、今回の旅もおしまいです。
ちなみに、仙台-大宮間の帰りの切符は、お先にトクだ値が取れなかったので、古川-大宮間で取ってありました。そのほうが仙台-大宮の定価で買うより1000円ほど安いのです。
ご覧いただきありがとうございます。