旅路ノート

歴史と温泉宿が好きな女性会社員の旅日記

別所温泉「一人旅歓迎 上松や」にひとり泊(2018年11月)

 2018年11月上旬、信州別所温泉 旅宿 上松やに一人で宿泊しました。

夏頃から「秋になったら信州でお蕎麦を食べて、真田幸村関係のスポット行きたいなぁ」と上田散策を計画し、宿泊は上田駅から電車で行ける「別所温泉」だ!とプランニングしていました。

「上松や」さんは以前旅行雑誌「OzTRIP」で「一人旅歓迎の宿」として載っていました。別所温泉に行くならこちらに泊まってみたいと前々からマークしていたので、には8月には公式ホームページから予約をしておきました。

 

JR上田駅から上田電鉄別所温泉駅に向かう

この日は午前中からレンタサイクルで上田の街を散策していました。上田城を観光して、「草笛」さんで蕎麦を食べて、ルヴァンでパンを買ってという具合です。

15時06分発(確か…)の上田電鉄別所温泉行きに乗りました。

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上田電鉄改札前

途中、車窓からは塩田平の長閑な秋の里の風景が広がり旅情満載です。

こちらは翌日に松本に向かうバスの中から撮った一枚。おおむねこんな風景です。

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約30分で、終点の別所温泉駅に着きました。

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無料シャトルバスの車内で

別所温泉駅から電車の到着時間に合わせて、午後2時から6時の間、専用マイクロバスが出ています。宿泊客を各旅館まで、無料で送ってくれるのです。

そのバスでは、満員になった車内で「どこの旅で降りるか・何人グループなのか」という情報を運転手さんに伝えることになります。各自「A旅館2名~」と順に言っていき、私は最後に「上松や、ひとり。」と車内全員に聞こえる声で告白しました。一人旅が目立った瞬間でした・笑

隣のシニアのグループは私の告白を耳にすると、何かのパンフレットでも持っていたのか、「ほ~~上松や、ひとり旅歓迎の宿だって。いいねぇ~~。いや~時代は変わったんだねぇ。おひとり様っていうやつか~~。へ~え」と盛りが立っていました・笑

自分で言うのもなんですが、私は一人旅歴がまぁまぁあるので、「一人旅カミングアウト。うける笑」ぐらいにしか思いませんでしたが、人によっては微妙な気持ちにならならないでしょうかね?せめて、乗り込む前に確認してくれたらよい気もしました。

 

松屋にチェックイン

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ほどなくしてお宿に到着しました。
改めて上松やさんについて上松や公式ホームページを見てみますと、会長さん自身が一人で旅館に泊まれず残念に思った経験などから、団体向けの経営方針を転換し、一人旅を受け入れるさまざまな工夫やPRを行っているとのことです。まだまだこうしたお宿は貴重な存在だなあと思います。

宿に入っても一人客は見当たらず、グループ客の方が多かったです。お茶(ウェルカムドリンク)をいただくのも、ほかのお客さんと時間がかぶるので、なかなかに一人が際立ちます・笑

 

続いて、お部屋に案内されます。

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湯端館(本館)和室8畳のプランを予約していましたが、案内していただいたのはレディースルーム(和室10畳)だったっぽいですね。女子ウケしそうなカラリングのお部屋、せっかくなら禁煙ルームだったらなお嬉しかったのですが、難しいんですかね。寝具で「あ、この部屋喫煙の部屋なんだ。」と気づいたと記憶しているので。とはいえ、部屋自体は嫌煙家の私でも全く気にならないレベルでした。

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お風呂へ

 一息ついたら、お風呂に行ってみましょう。

100%源泉かけ流しのお湯が、いろいろな浴槽で楽しめます。

お風呂の写真はじゃらんからお借りしました。

六文銭をイメージした内湯、ろくのゆ。

広いし、死角が多い?から他の人と視線があわず落ち着けます。

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 お次は一人用の陶器風呂。柿の木の下にありました。

夕方に一人で入っていると、ちょうどお寺の鐘がゴ~ン、と鳴っていて風情たっぷりでよかったです。

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露天風呂いしのゆ

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お風呂は男女入替制でした。

朝に入ったのが内湯きたむき。

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朝日が入るとっても明るいお風呂でしたね。

露天風呂まつのゆ

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源泉は51.3℃、泉質はPH8.0~9.0弱アルカリ性の単純硫黄泉とのことですね。ヌルヌルするほどの感じはなく、やさしいお湯だったと思います。秋の平日の金曜日ですが、独泉とはいかないまでもと、どのタイミングもそんなに混んでる感じはしなかったですね。最大でも3人ぐらいだったかなぁ。のんびりできました。

 

牛肉づくしの夕食

お待ちかねの夕食です。今回は「一人旅歓迎【牛づくし会席プラン】信州産特選牛を堪能」というプランでした。食事はお部屋に持ってきてくださいます。

まずはサラダ

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前菜 華やかですね~。

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信州産特選牛炙り寿司。もう目が♡です。

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信州産特選牛しゃぶしゃぶ どんどん行きます

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信州産特選牛石焼 お部屋にみちるお肉の香り(と脂)w

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全メニュー写真撮ってなかった・・

デザートです。

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★2020年1月画像追加(お正月に整理したら出てきました)

夕食のおしながき(2018年11月)がこちらです♪

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夕食は牛肉たっぷりで文句なしに大満足でした!

夜はまたお風呂に入って、そのうち寝ました。

 

真田幸村隠し湯へ行ってみた

 さて、朝は少々早起きして、上松やから歩いてすぐ、別所温泉の外湯の一つである「石湯」に入りにいきました。こちらは真田幸村隠し湯とも呼ばれています。入浴は150円。

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中はロコなおばちゃんたちで結構混雑しています。そのうえトークに花が咲いていて、若干のアウェー感は否めませんが、人気があるんだなーと実感しました。浴槽は天然の岩風呂になっていて、趣がありました。

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さっと温まったら、北向観音のほうまで歩いてみました。

路地を入っていきます。

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あっけなく北向観音に着きました。ご本堂が北を向いているのはとても珍しいそうです。

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温泉街はわりとコンパクトにまとまっている印象でした。

 

上松やの朝食

さて、8時くらいに朝ご飯会場へ。会場に飾られていたのは切り絵師・百鬼丸作成「夏の日の夢~大阪夏の陣 真田幸村と十勇士vs徳川家康」だそうです。なかなか渋い。
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朝食はこんな感じです。

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★2020年1月画像追加(お正月に整理していたら出てきました)

 イラストで可愛く描かれたおしながき(2018年11月)がこちらです。

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朝食会場では、ひとり客はお部屋の端のほうのエリアにひとり客どうし隣り合うように配慮されているようでした。私の隣の席で、シニアの女性一人客がお食事されていたので。一人旅私だけじゃなかったんだ!笑

そして席は、壁側の切り絵師の作品と相対して座る向きになっていました。カウンター席的な発想です。ですので会場食で一人でもあまり視線は感じなかったですね。

朝食の後、お風呂に入ってからチェックアウトしました。

公式ホームページからの予約で、消費税・入湯税込み19,590円でした~。

まとめ

牛肉が大好きなので、ご飯は大満足でした!また泊まるときは迷わず牛づくしプランにしますね~。お風呂も風情がありました。

惜しかったのは寝具でしょうか。旅先ではあるあるですが、敷布団で腰骨が畳に当たる感触があると少々残念に思いますよね。マットの上に敷布団だとだいぶ改善されるんですけど。そうゆう宿は稀ですね。次回は和洋室がいいかなぁ。

館内は真田家モチーフ満載でした。「真田戦国部屋」なる一人旅用のお部屋もあるので(ベッドだし、しかも禁煙♪)歴史ファンの人なら面白いかと。

この日は 一人客が少なかったんでしょうかね。それなりにグループ客の中に一人、という感じはしました。朝食会場もそうでしたが、システマティックに一人旅への配慮が作動しているシーンもあり、一人旅歓迎を明言するだけのノウハウを積んでらっしゃるのだなぁと感じました。まだまだ一人では泊まれない宿も多いなか、このスタンスがありがたいです。これからも一人旅歓迎の宿のフロンティアでいてほしいお宿ですね。私も季節を変えてまた行きたいと思います!

 

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