旅路ノート

歴史と温泉宿が好きな女性会社員の旅日記

8月の山梨日帰り旅(景徳院、塩山のそば丸、石和の深雪温泉、桃パフェ)

2019年8月の連休中日、夫と日帰りで山梨方面に出かけてきました。

連休中は時間もコストもパフォーマンス性が低いことはわかっているのですが、せっかくの3連休、一日くらいはどこかに出かけたいなぁ。というわけで、すぐお隣の山梨県へ温泉に入りに行こう!と計画したのでした。

 

この日は朝7時頃には家を出て、中央道は使わず、檜原村方面から甲武トンネルを経由し、国道20号を使って、塩山方面へ向かいました。

【午前9時30分】 武田家終焉の地、景徳院へ。

9時30分ごろ、まずは甲州市(旧大和村)にある「景徳院」にお邪魔しました。

案内板のQRコードを読み取ってみると。景徳院とは・・

天正10年(1582年)3月11日、武田勝頼は織田・徳川の連合軍と激選の末敗れ、武田家の歴史を閉じた。同年徳川家康公が、甲斐入国に際し、武田の家臣、尾畑勘兵衛に命じて建立させたのがこの寺である。境内には、勝頼公、北条夫人、信勝公が自害したといわれる生害石があり、甲将殿の裏には勝頼公をはじめ将士の墓がある」

要約すると、「夜は来たくないところ」で良さそうですね。

駐車場に車を停め、(バス停「景徳院入口」とあいまった形で広い駐車場があります)参道を進み、蜘蛛の巣にまみれつつ階段を上り、当時の姿を残している山門を通ります。

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 誰もいなくて静かです。

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お堂に向かって右手に行くと勝頼公が自害された場所という生害石がありました。

 

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隣には妻北条夫人の生害石があります。当時19歳であったそうです。

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近くに信勝公の生害石もありました。

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このあと、参道へ戻る階段を降りてしまい、3名のお墓は見逃してしまったことに後から気づきました。案内板ちゃんと見てたはずなのに。

参道へ戻る階段の途中に、「没頭地蔵尊」があります。北条夫人のご遺骸を葬った場所とされているそうです。
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こちら側は訪れる人が少ないのでしょうか。山の斜面にいろいろ捨てて(置いて?)あったりとか管理がワイルドでしたね。

階段を降りきったら、首洗い池の標識が出ています。武田勝頼公父子の首を雨沢口に湧く清水の池で洗った言われているのだそうです。

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確かに横には沢があります。池はありませんが、東屋の先がその場所のようです。

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戦国最強の名を馳せた武田家、森と沢の中でその灯が消えたのですね。

建造物こそなけれ、こうした自然地形の中で終焉を迎えたのかと感じました。

 

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写真のつぶつぶはレンズのホコリです。念のため…

駐車場には、悲劇感たっぷりなモニュメントがあります。もう、これでもかこれでもかとザ終焉です。

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北条夫人の身の回りの世話をしていた侍女たちが滅亡に際し、身を投げた場所が姫が淵と呼ばれています。

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下を流れる日川(にっかわ)はかつて「三日血川」と呼ばれていたのですね。「三」と「血」を取って日川になったのだそうです。

私は歴史や都市伝説、不思議な伝承などが好きなので、写真も撮らせていただいたりしましたが、場所が場所だけに夫は「よく写真なんかとるなぁ」と言って後半はシーンとしていましたね。

ちなみに、ここからさらに日川の上流へ行くと、泊まってみたいなと思っている宿「嵯峨塩館」があります。「信玄公の隠し湯」と呼ばれるph10超えのお湯に入って、美味しいワインでのんびりしてみたいですね。 


 

【午前10時10分】JAフルーツ山梨 直売所八幡店をチエック

景徳院を後にして、お目当ての店の開店時刻11時には余裕があるので、JAフルーツ山梨の直売所(八幡店)をチェックしました。

こちらの外観は2017年1月に訪れたときに撮った写真です。

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桃の時期ですが、全体的に桃の価格は高めでしょうかね??

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結局、茄子とモロヘイヤときくらげを購入しました。

【午前11時】塩山の人気店「そば丸」で美味しいお蕎麦ランチ

さて、あらかじめ食べログでチェックしていた塩山の蕎麦店「そば丸」へ向かいます。

開店35分前に到着しましたが、すでに2組の先客が。名前と人数とカウンター席の可否を書いたら、開店までメニューを見て待ちましょう。開店時間になったころにはかなりの組のお客さんが入口前にあふれていました。

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こちらがメニューです。

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私はもりそば(わさびなし)800円と野菜天の盛り合わせ(800円)
夫はもりそば(わさび付き)900円と追加そば(300円)、穴子天ぷら(600円)を注文しました。

おそばが到着。

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野菜天の盛り合わせ。

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穴子天、身がふわふわでした。

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おそばは好きなのですが、高尚な舌ではないため、気の利いた感想は出ません。。すみません。すりおろしたてのわさびと一緒にいただくと「最初にそばにわさびを入れた人天才だね」と思いました。とても美味しかったです。

店内は古民家モダンな雰囲気でした。

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ごちそうさまでした。

そば丸
〒404-0054 山梨県甲州市塩山藤木1756
1,200円(平均)1,200円(ランチ平均)

 【午後12時45分 石和温泉 旅館 深雪温泉で源泉ドバドバの湯に浸かる】

石和温泉郷の旅館深雪温泉にやってきました。

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こちらは湯量豊富な自家源泉「完熟の湯」が100%かけ流されているというお風呂が自慢の旅館です。カランやシャワーまで源泉かけ流しなのですね!!

日帰り入浴は1000円です。

この日女性は「柿の湯」利用でした。

浴場内の撮影については「NGではないがほかのお客さんに声をかけてください」という旨の紙が貼ってありました。ちょうど誰もいなくなったので、撮影させていただきました。

浴槽からあふれるお湯。見ているだけで満たされます。

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オーバーフロー 

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「完の湯」(50.8℃)と、「熟の湯」(36℃)2つの源泉が引かれています。

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露天風呂の画像は公式HPからお借りしました。

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お湯を飲んでみるとほんの少しタマゴ臭がするような味でした。

湯上りは肌がさらっと滑らかになりました!

土曜日の昼間でしたが、先客は3名、後半は自分一人でした。

石和温泉は街中にあるので、温泉情緒の点では弱いかも分かりませんが、(深雪温泉さんの前にはサンドラックがあります笑)こちらの旅館は食事も美味しそうで、ぜひ宿泊でも訪れてみたいです。 


 

【午後2時30分】笛吹川フルーツ公園で葡萄屋kofuが手掛ける桃のパフェをいただく

まさに桃が旬ということで、桃のパフェが食べたくなり、何とはなしに笛吹川フルーツ公園にやってきました。たまたま午後2時30分から葡萄屋kofuというテナントで桃のパフェが販売されるというチャンスに遭遇しました。パフェは一つ1300円だったかと思います。清水買いだわ・笑。

いたって事務的なポストイットに桃の品種名が記されています。

左から一宮水蜜(いちのみやすいみつ)、黄金桃、川中島白桃(皮付き)、スイートネクタリン(皮付き)だそうです。

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参列すること1時間・笑。ついに対面しました。

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お店のお姉さんが「最後にスイートネクタリンを食べるのがおすすめ」と言っていました。スイートネクタリンは、希少な品種とのことで、栽培している農家さんが少ないと教えてもらいました。

私としては一宮水蜜が一番好みだったかなと思います。川中島白桃は、シャキシャキしてて林檎みたいな食感でした。ごちそうさまでした。

 

最後に、スーパーオギノ甲州店に立ち寄り!

ご当地の品をスーパーマーケットで探しました。

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八ケ岳野辺山高原ジャージー牛乳や地元の玉子、富士桜ポーク、広瀬商店のキムチなどなどを買いました。(茄子ときくらげはJA直売所です)

帰りも高速は使わず、国道20号で帰ってきました。

歴史も温泉もグルメも楽しめる山梨、何度でも行きたいですね。

 

 

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