早太郎温泉「ホテルやまぶき」宿泊記(2019年8月)
2019年8月某日、長野県の駒ヶ根市にある「早太郎温泉 囲炉裏とくつろぎの宿 ホテルやまぶき」に宿泊しました。千畳敷カールの清涼な空気ともども、お宿の滞在も楽しんできましたので、記録してみたいと思います。今回は夫と車で出かけて来ました。
勝沼でほうとうの昼食を
道中、甲州市勝沼町にある「頑固おやじの手打ちほうとう」で昼食をとりました。野菜の出汁がしみでていて、やさしい味でした。2人前は3,000円。
ぶどう園とほうとう屋さんが一体となったお店です。
高遠城
その後諏訪インターで降り、杖突峠を超えて、通称「高遠スケッチ街道」と呼ばれる国道152号線を南下。桜で有名な高遠城址公園にも寄りました。
武田家終末期、武田信玄の5男、仁科盛信が壮絶な最期を遂げたのがこちらの高遠城だそうです。高遠城の戦いの直後、武田勝頼は天目山での自害に追い込まれることとなったのですね。先日訪れた甲州市の景徳院(武田勝頼のお墓があるお寺)と歴史がつながりました。点と点が線になる感覚に歴史探索の面白みがあります。
オフシーズンの高遠周辺は静かでした。
さて、いよいよホテルやまぶきに向かいます。
ホテルやまぶきにチェックイン
ホテルやまぶきに到着しました。駐車場は目の前の道路をはさんで反対側にありました。記帳をすると、ハーブティとひんやりとした牛乳餅をいただくことができました。
フロント
待合スペース
売店もあります。
今回泊まったお部屋は和洋室です。お部屋は何タイプかあり、その中ではリーズナブルなお部屋です。
Wifi、空の冷蔵庫などもついてます。
お部屋に段差がありますね。ユニット式のバス・トイレ付です。ちょっと変わった造りです。
お風呂へ
さっそくお風呂へ行ってみます。大浴場の男女の入替はないそうです。
誰もいなかったので、写真を撮らせていただきました。
明るくて広い内風呂ですね。サウナもありました。
露天風呂は4人ぐらいまでならゆったり入れそうです。
露天風呂でご一緒になったご婦人は、「今日は千畳敷カールの天気が微妙だったよ」と教えてくれました。やはりこちらに宿泊するお客さんは千畳敷カールや木曽駒ケ岳の登山とセットにする方が多いのかな。
温泉はph9.1のアルカリ性単純泉。少々とろみを感じるやわらかいお湯でした。加水なし、加温と循環ありだったと思います。お風呂あがりの肌がさらすべになりました。夕方は混みましたが、夜は独泉できた時間帯もありましたね。夏も終わりに近く、露天風呂では、朝夕に高原の空気がひんやりとして、お湯との温度との差が気持ち良かったです。
夕ご飯
今回の予約したプランでは夕食は「おまかせ懐石コース」。囲炉裏つきの個室でいただきます。献立の紙をもらってきたのですが達筆でいらっしゃるため、一部推察にて紹介します・笑。どれもとても美味しかったのでほぼ全記録!
食前酒はオリジナルの果実酒
前菜は三点盛り
お酒は五一ワインをお願いしました。
信州黄金シャモ健康スープ
お造里
信州そばの信田巻き山掛け、おつゆにつけていただきます。
炊き合わせ 菜と地野菜ほか彩々
鮎のおどり揚げ
メインは西信州オリジナル幻豚の蒸ししゃぶ
蒸しあがり。とっても美味しい豚肉でした。彩りもきれい。
ご飯はお茶漬けでした。お腹いっぱいになってきたところで、さらっといけるほどよい量のお茶漬けはいいですね!
香の物
デザート
写真で振り返ると実感しますが、野菜もたっぷりで、調理法もヘルシーです。地産地消にもこだわっており、信州ならではの食材をいただけました。味付けもやさしい系で、美味しかったです。
ワインを飲み切れず、お部屋で二次会。最近温泉宿に、チーザを持っていくのが気に入っているルーティン・笑。
朝ご飯
朝ご飯もおなじ囲炉裏付きの個室でいただきます。
席についてから、お味噌汁の具をお鍋に入れてくれました。
サラダ
お豆腐
玉子焼きと、ご飯に合うお味噌
焼き鮭
エリンギ(だと思う)味が染みてる
切り干し大根の煮物
ご飯
ゆずはちみつジュース。
デザートはフルーツ。
朝ご飯も品数がたくさんで美味しかったです。
今回、食事はスタンダードなプランで予約していましたが、大満足でした。さらにグルメな「肉三昧」プランもあるようなので、次回懐事情が許せばそちらもいいなぁと思います。
ごちそうさまでした!
ホテルやまぶき まとめ
女将さんを始めとして、スタッフの方がとても親切で癒されました。帰りも見えなくなるまで、ずっと手をふってくださいまして感動しました。
今回の宿泊は休前日利用でひとり18000円弱。お酒代別。となりました。南信州や伊那の地域は今まであまり訪れたことがなく、未開拓ではありますが、こちらのお宿には美味しいご飯を求めて再訪するだろうなぁって思っています。
一人で泊まるとしたら
一人旅プランやビジネスプランも出ています。ご飯の美味しいホテルなので、食事つきにしたいなぁと思うと、2食付きなら平日23,000円から。私の趣味の範囲としての一人旅予算からは少々オーバーです。。楽天トラベルで見たら、11月下旬以降なら2食付き平日20,000円からと出ているので、背伸びすれば泊まれそう。
一人なら電車か高速バスで行きますが、JR飯田線駒ヶ根駅からホテルの無料送迎バスを予約できます。高速バスなら中央道駒ヶ根インターバス停で降り、タクシーで5分程度のようです。
最新の情報は各サイトで確認されてみてください。
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千畳敷カールへ
翌日は千畳敷カールを観光しました。天気が微妙で行くのを迷っていたんですが、宿の方が玄関で「今見えてますよ。全然大丈夫ですよ~」とあっさり。ならば!と出かけることにしました。
ホテルの前の道路から。普通に見えるものなのですね・笑。(矢印のところ)
ホテルの駐車場に車を置かせていただくことができたので、路線バスでホテル前の「切石公園下」から終点しらび平駅まで行き、接続するロープウェイに乗りました。バスとロープウェイですが、休日の午前11時周辺でもそんなに混雑していなかったですね。前日、天気予報が微妙だったからでしょうか?
・切石公園下からしらび平バス停まで片道870円
・ロープウェイは往復で2490円 でした
標高2614mの千畳敷カールに到着しました。
カールと呼ばれるお椀型の平地は、普段着とスニーカーでも散策できます。およそ40分ぐらいで一周できるそうですので、行ってみましょう。
晴れてはいないものの、空気が冷涼でとっても気持ちがいいです。
小さなお子さんはぴょんぴょんと跳ねるようにあっという間に先まで行ってしまいます。
「ホテル千畳敷」が見えます。この辺でぽつぽつと雨が落ちてきました。
池の前のベンチではランチをとっているグループも。幸い、雨は本降りにはなりませんでした。
遊歩道と言っても少々のアップダウンがありました。小一時間かけて1周し、ちょっとした達成感です。絶景とおいしい空気を味わいに、また違う季節にも来てみたいですね。
昼食は明治亭でソースかつ丼
さて、ロープウェイとバスでホテルの駐車場まで戻り、車で近くにある明治亭(中央アルプス登山口店)に昼食を食べに行きました。
こちらは国産ロース ソースかつ丼 1340円税別 ご飯少な目で50円引き。
夫は国産ヒレ ソースかつ丼 1445円税別 ご飯少な目で50円引き。
ボリュームたっぷりで美味しかったです。ごちそうさまでした。
写真がないのですが、明治亭の近くにはお土産屋さんやショップが集まっていて、その中の乳製品のお店「すずらんハウス」で買った牛乳ドーナツが素朴でめっちゃ美味しかったんです!帰路はドーナツを食べつつのんびり帰りました。
ホテルやまぶきと千畳敷カール、夏の旅のよい締めくくりとなりました。